- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県香美町
- 広報紙名 : 広報「ふるさと香美」 第243号(令和7年6月号)
■健診が健康への第一歩 ~がん検診を受診しませんか?~
現在、日本では一生のうちに、男性の3人に2人が、女性の2人に1人が、がんになっており、毎年新たに約100万人(男性約57万人、女性約43万人)が、がんと診断されています。また、がんは日本人の死因の第1位で、年間約38万人(男性約22万人、女性約16万人)が亡くなっています。本町における死因(図1)も「がん(悪性新生物)」が全体の2割以上を占めています。
がんから命を守るためには、がんについての正しい知識を身に着けることはもちろん、自分自身の健康状態を把握することが必要です。
年に1度は健診を受け、自分自身の健康状態を把握し、早期発見・早期治療につなげましょう。
図1 令和5年本町の主な死因
◇がんの早期発見はなぜ大事?
現在、日本における約2割の死因をがんが占めています。しかし、医療技術の進歩によって早期発見・早期治療が可能になってきました。図2のように早期発見(I期)することができれば、胃がん・大腸がんは9割以上、肺がんは8割以上が治ります。自覚症状が出る前にがん検診を受けましょう。
※腫瘍マーカー検査について
腫瘍マーカー検査は、がん検診の結果と合わせて用いるのが一般的であり、この検査のみで、がんの診断を確定できるわけではありません。がん検診と合わせての受診をおすすめします。
図2 検診がん種別の病期別5年生存率
※本資料では、がんと診断されてから5年以上生存した場合を治ると定義している。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」
◇精密検査は必ず受けましょう
がん検診は受けて終わりではありません。がんの疑いを選別し精密検査を経て、がんの有無を診断します。そのため「精密検査が必要」と判定されたら早期がんを見つけられるチャンスと考え、自分のため、また心配してくれる周りの人のためにも精密検査を必ず受診するようにしましょう。
図3 がん検診の流れ
※国立がん研究センターがん情報サービス「がん検診について」抜粋
◇町ぐるみ総合健診はまだ間に合います!
本町では、節目年齢の人を対象にがん検診(胃部・胸部・大腸)、肝炎ウイルス検診を無料で実施しています。
この機会に検診を受けて、早期発見・早期治療につなげましょう。
※肝炎ウイルス検診は、過去に1度も受診していない人が対象です。
問い合わせ先:役場健康課