- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県宇陀市
- 広報紙名 : 広報うだ (2025年1月号)
■コミュニティ・スクールとは?
子どもたちを育むため、保護者や地域住民が一体となって学校の運営に関して話し合う「学校運営協議会」を設置した学校です。地域の声を積極的に生かし、支援ボランティアや各種団体と協働するなど、地域と連携し学校づくりを進めます。
■学校運営協議会の主な役割・機能
〔地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5〕
・校長が作成する学校運営の基本方針を承認する。(必須)
・学校運営について、教育委員会または校長に意見を述べることができる。(任意)
・学校運営協議会設置規則に定める事項に従い、教職員の任用について、教育委員会に意見を述べることができる。(任意)
※学校運営協議会は合議体として、複数のメンバーが対等な立場で意見交換を行う場であり、学校の応援団的な役割を担います。
◆コミュニティ・スクール
(学校運営協議会を設置した学校)
◇学校運営協議会委員さんに聞きました(室生地域)
協議会 会長 北森 基之さん
・コミュニティ・スクールについて
子どもたちを取り巻く状況は日々大きな変化が起こっています。こういう時であるからこそ子どものために、より多くの人がつながって地域と共にある学校をつくり、子どもたちを育てる事が大切であると思います。
・委員としての活動について
今年は、年6回の協議会を予定しています。どんな子になってほしいかなどテーマを決めて話し合いを行っています。
・コミュニティ・スクールに期待すること
地域の自治体や事業所、各種団体や地域の人とつながり、話し合いを重ねていき、サポーターも少しずつ広げていきたいと思っています。日々忙しい方もおられると思いますが、人の輪が広がって欲しいと考えています。
地域コーディネーター 松村 晃秀さん
・地域コーディネーターの役割について
学校と地域の架け橋です。「学校がサポートしてほしいこと」と「サポーターができること」の連絡や調整役を行います。
・地域コーディネーターになられたきっかけは?
昨年は中学校のPTA役員をしていましたが、子どもが卒業すると学校との関係がなくなってしまいます。自分の子どもがいい環境で育ったこともあり、引き続き学校運営に関わっていきたいと思ったからです。
・今後のコミュニティ・スクールについて
学校は地域にとって必要だと思うので、学校と地域を結び共存しあえるシステムになるように少しずつサポーターを増やせるようにがんばっていきたい。
◇地域学校協働活動
~各学校での取り組み~
・授業補助
図工ボランティア
・環境整備活動
花植えボランティア
・読書推進活動
お話会ボランティア
・環境整備活動
校内清掃草引きボランティア
この他にも、
・登下校の見守りボランティア
・裁縫・ミシンボランティア
・九九ボランティア
・校内環境(飾りづくり)ボランティア
など多くの皆さんに関わっていただいています‼
本市では、平成25年度から市内全小中学校で、県の学校・地域パートナーシップ事業に取り組み、地域と共にある学校づくりを行ってきました。また、本年度から設置準備が整った学校から、学校運営協議会を設置するなど、コミュニティ・スクールの導入を推進しています。
学校運営協議会制度は、学校の応援団的な役割として、学校と地域が教育目標やビジョンを共有し、地域の子どもたちを共に育てていこうというものです。近年の急激な社会の変化に伴い、学校と地域を取り巻く課題はますます複雑化しています。今後も学校と地域が連携・協働のもと、地域の皆さんのご協力をいただきながら、「子どものために」「みんなで」をキーワードに、地域と共にある学校を目指していきます。
問合せ:教育総務課
【電話】82・3973【IP電話】88・9259