- 発行日 :
- 自治体名 : 奈良県宇陀市
- 広報紙名 : 広報うだ (2025年3月号)
1月20日、市役所において、市立病院と宇陀高等学校における介護人材活躍に向けた連携協定の締結式が行われ、市長と宇陀高等学校中川校長が協定書に署名しました。
この協定は、市立病院と宇陀高等学校が、相互に連携・協力し、留学生等の教育や生活支援、高等学校卒業後の就職活動を支援することで、質の高い介護人材の育成および確保を図るためのものです。背景として、県内では慢性的な看護師や介護職の不足が深刻な状況があります。
このような現状から、宇陀高等学校において、外国人留学生を含め介護福祉士国家資格を目指す専攻科が創設されています。
市立病院でも、入院患者の高齢化、介護業務が増加する中、また、コロナ禍において人材不足の解消が急務となり、令和4年8月より、外国人留学生の方が看護助手(会計年度任用職員)として働くようになりました。現在、宇陀高等学校専攻科や専門学校に通いながら、介護福祉士を目指しています。
市長は「留学生の方は、国が違えば文化が違い、最初は様々な戸惑いや苦労があると思うが、あいさつや身だしなみ、患者さんとの接し方をよく学びがんばってくれている。元気で明るく、患者さんからの評判も抜群である」。中川校長からは、「宇陀高等学校専攻科は、県内の介護人材不足を補うことを目的の1つとしているが、県外に就労する学生も多いのが現状である。今回、市立病院と協定を締結することで、地元や県内で活躍してくれるきっかけになれば喜ばしい」とあいさつされました。
市立病院と宇陀高等学校は、これからも連携を強化し、介護人材の活躍を応援します。
問合せ:市立病院
【電話】82・0381