- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県御坊市
- 広報紙名 : 広報ごぼう 令和7年7月号 No.533
~協力隊活動最後の一年!~
御坊市地域おこし協力隊の渋谷茉央です。
令和5年に御坊市初の地域おこし協力隊として着任し、今年度で3年目のラストイヤーを迎えることができました。本号では、観光PRの手段である「情報発信」についてご紹介いたします!
■コアな「御坊ファン」獲得へ!
前回の協力隊通信で、御坊市公認PRキャラクター「みーやちゃん」のSNSを市観光協会で運営していることについてご紹介しましたが、最近は特にショートムービーの作成に力を入れています。例えば、今年から開始した新企画『みーやちゃんの紀州御坊へ来てみーや』は、本協会に所属する店舗を紹介するものになっていて、聞いたことはあるけど実際に足を運んだことがなかったお店も取材することができ、より御坊の「知らなきゃもったいない、いいところ」を知る機会になりました。
Instagramは、外に向けたPRのイメージがありますが、実際は地元の方に向けたPR方法として有効的であると考えます。一方、X(旧Twitter)では比較的自分がフォローしていないアカウントの情報がタイムラインに流れやすい仕組みになっているため、より多くの方に情報を届けることができる可能性があります。
一口にSNSと言っても特色は大きく異なるため、ユーザーのニーズに合わせて投稿内容を変容させることも重要ですが、「みーやちゃんらしさ」を第一に発信することを心がけています。
市内の保育園や小学校から庁舎の見学に来られたり、地域のお祭りで触れ合ったりと、子どもたちとの接点が増えていくことで、ありがたいことに保護者の方も一緒にみーやちゃんを応援してくださるようになりました。子どもたちにとって一番の情報源である、保護者の方へアプローチする。将来子どもたちが自分たちの地元に胸を張れるようにするには、わたし達大人の世代から意識を変えていくことが必要であり、「みーやちゃんSNS」というプラットフォームを充実させることが、未来のまちづくりに繋がると考えています。
■人と結ぶ発信のかたち
先述ではSNSについてお話しましたが、移住してから新聞やテレビの波及力を強く実感しています。私の活動も新聞で見たとお声がけいただくことが多く、本当にありがたい限りです。またこの広報紙も紙媒体で発信できる貴重な手段の一つです。時代の流れに囚われずに、幅広い世代に発信できるよう地域の情報の動きを観察し、紙媒体の研究もしていく必要があるように思います。
昨年度の市制施行70周年に係る事業も幕を閉じ、イベント関係は比較的ゆったりとしたスケジュールになっていますが、10月には市民文化会館でロックバンド「サンボマスター」のライブ公演が控えていたりと、県外の方にもお越しいただく機会もありますので、協力隊ラストイヤーも継続して情報発信に取り組んでまいります。