くらし 年頭のごあいさつ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県紀美野町
- 広報紙名 : 広報きみの 2025年1月号
■紀美野町長
小川 裕康
あけましておめでとうございます。
町民の皆さまには、よき新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
平素は町行政の推進に多大なご支援、ご協力を頂き厚くお礼申し上げます。
昨年は、元日に発生した能登半島地震をはじめ全国各地で豪雨や台風により、多くの災害が発生しました。能登半島地域では、九月の豪雨により再び被災され、自然の脅威に見舞われました。お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災されました多くの方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
紀美野町では、昨年大きな災害はありませんでしたが、一昨年六月二日の線状降水帯による豪雨災害は忘れることができません。発生件数が多く災害復旧工事は未だ継続中であり、町民の皆さんにご迷惑をおかけしていることと思いますが、どうかご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
また、南海トラフの巨大地震の発生確率は年々高まり、いつ発生するか分からない状況であります。引き続き町民の皆さまのご協力を頂きながら、職員一同さらに緊張感を持って、徹底した防災・減災対策を講じていかなければならないと考えております。
さて、四月一日、「野上中学校」と「美里中学校」は新たに「紀美野中学校」としてスタートいたします。両校がこれまでに積み重ねてこられた伝統は、紀美野町唯一の中学校で未来へ羽ばたいていくこどもたちに引き継がれていくことと期待いたします。
給食調理場建築工事は三月完成予定で、準備期間を経て本格稼働は二学期を予定しています。また、令和三年九月に着工した下佐々浄水場更新工事は、既に新しい施設で作られた水道水を皆さんのご家庭へ供給しており、残りの工事を含め、すべての工事は二月末に完成予定であります。また、町民の皆さんの生命と財産を守る消防庁舎新築工事についても、工事が順調に進み二月完成予定となっています。
今後も、町民の皆さまの命と生活を守る施策や子育て支援策などを積極的に展開し、町民一人ひとりが輝く町・笑顔あふれる町をめざしてまいりますので、町民の皆さんには温かいご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さま方にとって希望に満ちた素晴らしい年となりますことを心よりご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
■紀美野町議会議長
美野 勝男
あけましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては輝かしい希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日ごろから議会への深いご理解と議会活動に対する温かいご支援・ご協力を賜り、議員一同厚くお礼申し上げます。
顧みますと昨年は、元日に能登半島地震が発生し、石川県を中心に甚大な被害をもたらしました。また、八月には宮崎県日向灘を震源とする地震発生後、初めて南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。いざというときに基礎自治体がしっかり機能することが大切であり、常に災害に対する心構えや予防保全の重要性を認識しておかなければなりません。
さて、議会におきましては、町民の皆さまのご意見やご要望等生の声に触れる場として、これまで議会報告会や区長の皆さまとの懇談会を開催してきましたが、新たな試みとして、参加される方々に議会をより身近に感じ、気軽に発言いただきたいという趣旨のもと、地域を細かく分け、地区の皆さまとの懇談会として、二月に小畑地区と真国地区において開催いたしました。
懇談会では多くの貴重なご意見、ご要望をいただき、内容によっては、その後の常任委員会で取り上げ、町に働きかけるなど対応いたしました。懇談会については、引き続き本年二月に動木・緑ヶ丘・平・希望ヶ丘・柴目・長谷・かしこ池地区を一つとして、また長谷毛原地区を対象に、二か所において開催を予定していますので、是非ご参加いただきますようお願いいたします。
昨年九月には定例会において、議員定数を十二人から二人減じ十人とする条例改正案が議員から提出され、審議において賛否両論ありましたが、賛成多数で可決、令和九年執行予定の紀美野町議会議員一般選挙から施行されることとなりました。
今後も二元代表制の一翼を担う議事機関として、主権者である町民の皆さまのご期待に応えられるよう、議会活動の充実や機能強化など議会活性化を進めるとともに、皆さまに親しまれ、関心をもっていただける議会をめざしてまいりますので、一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、今年の干支「巳」にあやかり、皆さまにとりまして、大きく飛躍を遂げ「実」を結ぶ年になりますよう心よりご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。