子育て 【特集】誰も取りこぼさない共生社会の実現に向けて こども食堂( 地域食堂)の取組
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- 発行日 :
- 自治体名 : 和歌山県高野町
- 広報紙名 : 広報高野 令和7年4月号
「みんなで食べるとおいしいね!」食事をしながら交流を深めたり、ちょっとした困り事をできる範囲で助け合う。お互いを見守り合い、支え合うきっかけに…そんな地域の居場所が「こども食堂(地域食堂)」(以下こども食堂という)です。
◆こども食堂とは
「こども食堂」とは、子どもが一人でも行ける無料または低価格の食堂のことです。こども食堂は、公的な制度として整備された仕組みではなく、民間の自主的・自発的な取組みであり、ボランティアで運営されています。その数はどんどん増え続け、現在全国で約9,000箇所以上の子ども食堂が運営されています。
こども食堂は、それぞれの想いを持った方々によって運営されており、その形態は様々。目的は、お腹をすかせた子どもへの食事提供、孤食の解消、地元食材による食育、地域交流の場づくりなど。開催頻度も月1回のところから365日3食を提供しているところまで。利用できる人数も少人数のところから毎回数百人が集まるところまで様々です。
また、利用できる対象者も子どもに限定しているところ、また「地域食堂」や「みんなの食堂」といった名称で、子どもからご高齢の方々まで誰でも利用できるところも多くあります。
全国的にこども食堂が広がりをみせる中、都道府県単位で、この取組を支援する地域ネットワーク団体(中間支援団体)が立ち上がると共に、応援したいという企業や団体も増えており、食材の提供等で地域の取組を支えてくれています。
◆こども食堂の始まり
こども食堂の始まりは、2012年(平成24年)、東京の八百屋の店主が、貧困や親の多忙からご飯を満足に食べられていない子どもが増加していることを知り、自らが経営している八百屋の一角に子どもたちが食事をできるスペースを設けたことがきっかけと言われています。店主は、子どもが気軽に入れる場所であり、大人も利用できる場所という意味を込めて「こども食堂」と名付けました。
◆こども食堂を始めてみませんか?
団体またはお友達等のグループで、こども食堂の活動に取り組んでみませんか?
役場では、地域の皆さんの創意工夫による主体的な活動を応援させていただきます。
開催場所を探している、仲間を集めたい、始め方がわからない等々、役場介護福祉課までお気軽にご相談ください。
◆こども食堂(地域食堂)をお試し開催する団体等を募集します!
こども食堂(地域食堂)を本格的に立ち上げる前に、お試しで開催してみませんか?役場でお預かりしているご寄付いただいたお米や匿名寄付金の一部をご活用いただき、開催していただきます。
ご希望される団体等は役場介護福祉課までご連絡ください。
問合せ:介護福祉課
【電話】0736-56-2933