健康 保健師コラム

◆ひみこのはがいーぜ!!
これは学校食事研究会が「噛むことの効用」を標語にしたものです。

▽よく嚙むことで得られる8つの効用
「ひ」肥満を防ぐ・・・よく嚙んで食べると、脳にある満腹中枢が働いて、食べすぎを防げます。

「み」味覚の発達・・・よく嚙んで味わうことにより、食べ物の味がよくわかります。

「こ」言葉の発音がはっきり・・・よく嚙むことにより、口の周りの筋肉を使うため、表情が豊かになります。口をしっかり開けて話すと、きれいな発音ができます。

「の」脳の発達・・・よく噛む運動は、脳細胞の働きを活発にします。子供の知育を助け、高齢者は認知症の予防に役立ちます。

「は」歯の病気を防ぐ・・・よく噛むと、唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、虫歯や歯周病を防ぎます。

「が」ガンを防ぐ・・・唾液中の酵素には、発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあります。よく嚙んで、ガンを予防しましょう。

「い」胃腸の働きを促進する・・・よく嚙むことで、消化酵素がたくさん出て消化を助けます。

「ぜ」全身の体力向上と全力投球・・・力を入れて噛みしめたいとき、歯を食いしばることで力が湧きます。

嚙むことができる硬さは人それぞれですが、今ある噛む力を維持して元気に過ごして欲しいです。弥生時代の邪馬台国の女王卑弥呼もよく噛んで食べていたのではないでしょうか。ひみこのはがいーぜ!

問合せ:保健師 中川・中西
【電話】0736-56-3000