くらし 大雨による災害に警戒しましょう!(2)

■災害への備えを「防災リーダー」に聞きました
本市では、地域からの推薦に基づき、所定の研修を受講し、防災に関する十分な知識を習得した人を「防災リーダー」として認定しています。地域の要請に応じて防災の研修や訓練などを行うことで、防災力の向上に努めています。
現在は776人の防災リーダー(男性714人、女性62人)が活動しています。今回は、長年防災リーダーとして活躍されている磯部さんにお話を伺いました。

▽活動を始めたきっかけは何ですか?
私は、以前より消防団員として地域で活動していました。消防団員は有事の際に現場で活動することが多いですが、もっと日ごろから地域のために、何かできることはないかと考えていました。そんな中、防災リーダーの存在を知り、防災リーダー研修を受講することにしました。災害の発生メカニズムや防災に関する知識を習得し、平成28年度に防災リーダーとして認定していただき、以来10年間活動を続けています。

▽地域の防災活動で、力を入れていることは何ですか?
地域からの要請に応じて、防災についてのお話や、消火器を使った防災訓練などを行い、地域のみなさんの防災意識の向上を図ることです。
コロナ禍でなかなか思うように活動できない期間がありましたが、市や県が実施する研修に参加するなどして研さんを深め、その後の活動の糧としています。また、より多くの人に防災リーダーとして活動していただけるよう、地域の各種集まりやイベントなどに出かけた際に、声かけをするよう心がけています。

▽災害時、避難所などでどのような活動をされましたか?
高齢者や小さな子どもを連れた人など、支援が必要と思われる人や、不安そうにしている人に対して、声かけなどをしました。安心してもらえるように、優しく声をかけるよう心がけました。

▽普段からどんな準備が必要ですか?
いざという時にすぐ避難ができるよう、一人ひとりが自分に必要なものを準備しておくことが大切だと思います。
また、災害は必ず家族が一緒のときに起こるとは限りません。総合防災マップや、鳥取市防災アプリのマイタイムラインなどを活用し、複数の避難場所や避難経路の確認、合流する場所を決めるなど、家族で話し合いをしておくことも大切です。

▽市民のみなさんへメッセージをお願いします
非常持ち出し品や非常食の準備、家具の転倒防止対策など、日ごろの準備が自分自身の身を守ることにつながります。また、災害発生時は、家族や友人、隣人と助け合うことが重要です。普段から地域の人たちとコミュニケーションをとることを心がけ、地域で行われる防災活動や防災訓練に積極的に参加してみてください。
みなさんも、今日からそれぞれができる災害への備えをしておきましょう。

問い合せ先:本庁舎危機管理課(31番窓口)
【電話】0857-30-8034
【FAX】0857-20-3042