くらし 【特集】未来へはばたく若人たち 令和7年はたちのつどい
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- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県倉吉市
- 広報紙名 : 市報くらよし 2025年2月号
1月3日、エースパック未来中心大ホールで「令和7年倉吉市はたちのつどい」が開催され、今年二十歳を迎える335人の新たな門出を祝いました。今年二十歳を迎える皆さんは、高校3年間を新型コロナウイルスと共に過ごした唯一の世代です。この度、行動制限のない「はたちのつどい」で、旧友との再会に飾らない笑顔が見られました。
■式典の様子
式典では、国歌と市歌の斉唱に続き、二十歳代表の武信有眞(たけのぶゆうま)さんのリードにより市民憲章を唱和しました。主催者を代表して広田市長がお祝いの言葉を贈った後、山本開久(やまもとひらく)さん、北尾優芽(きたおゆめ)さんが堂々と二十歳の抱負を述べました。来賓として、福谷市議会議長が祝辞を述べた後、保護者の山根裕里恵(やまねゆりえ)さんがエールを贈り、式典を終えました。
奨学金や家賃支援など、都会に出た皆さんが倉吉に戻ってきやすくなるような政策を進めています。本日の再会が、倉吉での就職や、暮らしを考える、一つのきっかけとなることを願います
広田 一恭(ひろた かずやす)市長
■二十歳の抱負
◇山本 開久(やまもと ひらく)さん
思い立ったらその日がはじまり
愛おしき故郷、倉吉に集った旧友たちと共に、大きな節目である二十歳を祝えることを大変うれしく思います。
私は今、東京にある大学に通っています。教育学部の英語英文学科に所属していますが、まだ専門的なことはあまり学んでおらず、大学というフォーマットに自身を慣らす日々を送っています。
二十歳という年齢は人生の1つの章の終わりのように感じますし、自身を振り返る良い機会であり、同時に何かを始めるには二十歳は十分過ぎるほどに若いとも思います。
新しい何かを始めるにあたって、大きく背中を押してくれた私の大好きなスクールアイドルLiella(リエラ)の一番好きな歌詞を引用させていただきます。「遅すぎるなんてない。不可能なんてない。いつだって思い立ったらその日が始まりのDay1(デイ)」
本日が私たち二十歳にとって、自身を再認識し、何かを始めようと思い立つ耀(かがや)きDay1になるように、これからの日々も精進して参ります。
保護者の方々、地域の方々、先生方に、この場にいる二十歳を代表して感謝申し上げます。
◇北尾 優芽(きたお ゆめ)さん
倉吉で生まれ育ったという誇り
この場に立ち、晴れて成人を迎えたことを改めて実感すると同時に、これまで支えてくださった全ての方々への感謝の思いが胸に溢(あふ)れてきます。
現在、私は慶應義塾大学法学部で政治を学んでいます。周りに「倉吉出身」と話すと「一度行ってみたい」と言ってくれる人が多いです。その際、白壁土蔵群のレトロな町並みや、給食で飲んでいた白バラ牛乳のことなど、倉吉の素晴らしさを喜んで紹介しています。
こうして地元の良さを伝えられるのも、中学時代に「倉吉を語れる大人に!」というテーマで学んだおかげです。この学びを通じて、私たちは倉吉の自然や文化を深く知り、誇りを持つことができました。
私が目指しているのは「人を笑顔にすること」です。倉吉での生活を振り返ると、常に笑顔が溢れていました。この倉吉で育まれた温かい人間関係や安心感が、私にとっての宝物です。
倉吉で生まれ育ったという誇りと愛着を持ち、倉吉、鳥取とのつながりを忘れず生活していくことを誓い、はたちのつどい代表のあいさつとさせていただきます。
■保護者代表あいさつ
◇山根 裕里恵(やまね ゆりえ)さん
失敗を恐れず
輝く個性を大切に
本日、はたちのつどいを迎えられた皆さん、おめでとうございます。保護者の皆さま、おめでとうございます。
20年前、皆さんが誕生し、親として守るべきものができました。そして、「どうかこの子たちの将来が明るい未来となりますように」と願いをこめました。あらゆる試練を越えて、今日こうして共に二十歳という節目をお祝いすることができ、本当にうれしく思います。
さまざまな生き方や価値観がある現代社会にあって、先の見えない不安や思うようにいかない苦しみもあるかもしれません。しかし焦ることはありません。
忘れないでほしいのは、みんなほかの誰にも代われない大切な何かを持っているということ。あなただからできること、あなたが向けてくれる笑顔や掛けてくれる一言で、元気や勇気をもらえる人があることを知ってほしいと思います。
一人一人が、かけがえのない存在であり、輝く個性をもっています。どうか、個性を大切に、失敗を恐れず、希望ある未来を拓(ひら)いていってください。
■はたちのつどい実行委員会企画
企画テーマ:20祭(さい)~再会から広がる故郷の絆 やっぱり倉吉だら~
式典後、実行委員会企画として、恩師のビデオメッセージやサプライズゲストの登場などで大いに盛り上がりました。
はたちのつどい実行委員長:隅 直也(すみ なおや)さん
◇実行委員長にインタビュー
今年のテーマには、幼少期を共に過ごした絆で、互いに協力し合い、地域や社会を動かしていけるような成人になる。そういった意味も含まれていると私は感じています。
これからの時代、環境や自分自身のさまざまな変化が予想されます。はたちのつどいを通して、どんな変化も乗り越えられるような勇気を与える事ができれば…という思いで企画しました。
倉吉くりゃーよし!
帰ってこりゃーよし!
住んでみてもこりゃあよし!
平井鳥取県知事サプライズ登場!
25人の中高生ボランティアが受付やチェキ撮影などを担当し、先輩の門出を盛り上げました。
■再会から広がる故郷の絆
・西中学校
・河北中学校
・鴨川中学校
・東中学校
・久米中学校
※詳細は、本紙P.2~7をご覧ください。
問合せ:社会教育課
【電話】22-8167
【FAX】22-8180