文化 倉吉文化財さんぽ(37)阿弥大寺古墳群(あみだいじこふんぐん)【国指定史跡】

弥生時代後期の有力者の墓で、方形の墳丘の角に突出部を持つ四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)から成ります。1号墓は長さ17.8m、高さ0.8m、2号墓・3号墓はそれぞれ長さ8.8mと7.8m、高さ0.4mです。山陰地方を中心に弥生時代中期の終わりから後期にかけて造られた四隅突出型墳丘墓の中では古い段階に位置づけられ、弥生時代の墓制を考える上で重要な遺跡です。また、県内で最初に確認された四隅突出型墳丘墓であり、発見当時、島根県で分布する四隅突出型墳丘墓の東限を鳥取県まで広げ、山陰地方での広がりを意義づけた遺跡です。
場所:下福田

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