子育て まちの話題

■中高生のアイデアで課題解決へ~みなとフィールドスタディ・キャンプ~
中高生が地域を探究するワークショップ「みなとフィールドスタディ・キャンプ」を、7月23日(水)・24日(木)に開催しました。日程の関係で高校生の参加はなかったものの、市内三中学校から生徒9人が市民交流センターに集まり、熱い2日間となりました。1日目は2~3人ごとのグループに分かれ、サポーターの大学生や社会人と一緒に市内の6事業所を訪問。2 日目は事業所から聞き取ったさまざまな課題に対する解決策を検討し提案する、という難しい活動にチャレンジしました。
宿泊施設を訪れたチームは、「知名度を上げる」という課題をもらい、「宿の特色を施設の人が語る動画を配信してはどうか」というアイデアを提案。また、人材不足に悩む福祉施設へは「小中学生に魅力を発信し、高齢者との交流を通して仕事の良さを伝える」という提案をするなど、中学生目線でしっかりと事業所の課題を捉え、たくさんのアイデアを出していました。
子どもたちと、その学びに伴走してくださる大人の交流から生まれたアイデアが、境港を元気にしてくれるといいですね。

■事業所の課題をミッションへ~職場体験を考えるワークショップ~
市内の中学校では、毎年2学期に生徒が事業所で職場体験をする「ワクワク境港」を行っています。境港市立第一中学校では、生徒たちにとってより主体的な体験活動となるよう、今年は事業所と学校が協力して事前に職場体験の目標を考えるワークショップを7月29日(火)に行いました。ワークショップには、市内20の事業所から32人にご参加いただき、中学校教員とともに生徒に課す「ミッション」を考えました。
異なる事業所同士でグループになり、まずは自社の「課題」を考えることからスタートし、「人材不足」「会社の認知度が低い」などの課題が出されました。自社の課題を「ミッション」へと変換する過程では、グループでアイデアを出し合い、互いにサポートし合う姿も見られ、多くの大人が生徒のために奮闘していました。
異業種交流にもなった今回のワークショップをきっかけに、職場体験が中学生にとって学びの多い心に残るものとなること間違いなし。生徒たちがどのように「ミッション」を遂行するのか、今から楽しみです。

■楽しく使おう、みんなの憩いの場~中学生による美化活動~
最近、公園のマナーの悪化やゴミの放置が問題となっています。そうした状況を受けて、境港市立第一中学校制作奉仕部では、地域貢献活動の一環として、警察や地区の美化活動団体などと連携して公園の美化活動に取り組みました。
制作奉仕部の皆さんが制作した「公園美化」を呼びかけるポスターを、境中央公園に掲出するとともに、生徒のほか市民有志総勢約80人による公園美化活動を8月4日(月)に実施しました。ごみを拾ったり、遊具を磨いたりして、公園がきれいになり、とても気持ちよく過ごせる場所になりました。
公園は、地域の子どもから大人まで多くの人が利用する公共の場所です。地域全体がもっと気持ちよく過ごせるように、一人ひとりがマナーを守りましょう。