くらし 人権学習

■我が身に置きかえて
第4回いわみ人権セミナー『映画「うちげでいきたい」から考える在宅看取り』の講演の途中でその映画は上映されました。医師から末期がんと告知された母親とその家族(息子、娘、娘婿、孫)の心の葛藤を描いた映画でした。こんな家族でも(息子は引きこもり、娘は離婚、孫は不登校と心配事多し)、最後まで我が家でいたい(在宅医療を希望)という母親。それに対し、母親を安心させたいと「嘘の芝居」をする家族それぞれの様子が巧みに描かれていました。
「うちの家族はみんな芝居が下手だわ」と、母親は嘘の芝居を見抜き、はっきりと「芝居はいらん、わしはわしの人生を生きる」と言い切った母親の言葉がとても心に残りました。
我が家にも95歳になる母親がいます。幸いなことに自分のことは自分でできる状況なのですが、映画を観ながら決して他人事よそ事ではないと強く感じました。誰でも年を重ねて老いていきます。そんな状況の折に、周りがどのように関わっていけばよいのかを考えさせられました。

◇いわみ人権セミナー2025
10月24日(金)18:30~20:00岩美町文化センター【電話】72-1931
「インターネットと人権」
講師:鳥取県人権文化センター
次長兼上席専任研究員 尾崎真理子氏

◇「岩美町あらゆる差別の解消及び人権擁護に関する条例」を制定しました。
詳しくは右の二次元コード(本紙PDF版17ページ参照)を参照してください。

問合せ:教育委員会事務局 人権同和対策係
【電話】73-1302