- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県松江市
- 広報紙名 : 市報松江 2025年5月号
神谷紀男(かみたにのりお)
昭和18年2月生まれ。雑賀小、松江四中、松江商業高卒業後、株式会社奥村組入社。労務担当、現場事務担当として、ビル、マンションなど、数多くの建築工事に従事し、羽曳野工作所所長を最後に定年退職。元振商会近畿支部長(二期)、近畿松江会会員、堺市在住。
昭和36年高校卒業後大阪に出てきました。この年、母校の松江商業がセンバツで甲子園に出場、開会式直後の第一試合で地元の尼崎北高と対戦し勝利しました。入社早々応援に行くことができ歓喜したことは忘れられません。二回戦も徳島の撫養高校に勝利しベスト8の好成績でした。ところで、この時の撫養高校のエースで4番バッターが、後に阪急ブレーブスの4番を務めた長池でした。その長池徳士氏を平成20年振商会近畿支部総会に招いて講演をしていただき、非常に盛り上がりました。
さて、松江の風物詩と言えば城山の桜と桜餅、天神祭り、水郷祭の花火、ホーランエンヤ、鼕行列などが懐かしく、また、松江城、宍道湖の夕日、嫁ヶ島、しじみ漁が目に浮かびます。それから日常の遊びは、お寺の境内や空き地での野球(三角ベース)、相撲、ぺったん、ラムネ、カバヤのおまけ集め、紙芝居の水あめ、大橋川のゴズ釣り、天神川沿いのトンボとり、ため池でのザリガニとりと、思い出は尽きません。竪町~新町~上乃木と移り住みましたが、それぞれに忘れられない思い出があり、私にとってかけがえのないふるさとです。
中一の時、父が病気で他界、それから高卒までの5年余り、毎朝の新聞配達、下校後の家業の手伝い、夏、冬休みのアルバイトと多くの経験をしましたが、その間クラブ活動に参加できなかったため、部活動をしていた級友が羨ましかったことを思い出します。50歳を過ぎてから一念発起、マジックと安来節どじょう掬いを習得し、各種イベント、施設の慰問、同窓会など数多くの場所で披露し喜ばれ、特にどじょう掬いは関西の人に受けました。82歳の今、月2回のゴルフ、年2回の近畿松江会ゴルフコンペ、振商会ゴルフコンペに欠かさず参加。ゴルフと晩酌が私の健康維持に欠かせません。
終わりに、風光明媚なまち、人情味溢れるまち、私を育ててくれた大好きなまち、松江に感謝の思いを込めて だんだん。
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