くらし 〈特集〉住みたいまち 雲南市~人の輪が広がり、人が人を呼ぶ"移住の連鎖"へ~(3)

■移住×社会課題解決人材=地域おこし協力隊
外部人材を取り入れた地域づくりと移住促進を目的とした制度「地域おこし協力隊」を積極的に活用しています。着任した隊員は各分野で活動しており、鳥獣害対策や空き家の流通、ドローンなどを活用した物流の推進に取り組んでいます。
さらに、この制度を活用し、社会課題の解決につながるビジネスのアイデアを持っている方を全国から募集し、市内でアイデアの実現に取り組む「起業型地域おこし協力隊Seed」を実施しています。現在では、着任した隊員が地域や市内で社会課題解決に取り組んできた事業者と連携し、地域づくりに寄与しています。

■人材の還流をめざして
進学を機に市外に出て、地元に戻って来ない若者が多いことが課題となっており、卒業後の就職先・定住地として雲南市へのUターンを促進する取り組みが必要となっています。
現在、市では、市外に進学する学生とのつながりづくりを目的に、卒業を迎える高校3年生を対象に学生向け市公式LINE(ライン)への登録を依頼し、情報誌「卒業生応援マガジンnew generation(ニュージェネレーション)」を卒業後に定期的に送付する取り組みを行っています。
この情報誌には、市内で働いている方の姿や海外留学やインターンなどの大学生活に役立つ情報が掲載されています。受け取った学生からは、「雲南市出身の若者のリアルを知ることができた。雲南市で働く大人が素敵だと感じた」など、雲南市を再認識できる機会となっています。
また、この情報誌の制作には、中高生の時にスぺチャレに取り組んだ大学生や若者などが「雲南市のために」という思いをもって協力してくれています。

■人のつながりが「移住の連鎖」を生んでいる
移住者から聞く雲南市の魅力として、"人とのつながり"があります。先輩移住者からの情報が雲南市を知るきっかけとなったり、地域の人とのつながりが自分の仕事につながったり、移住者同士がつながりあってイベントを開催したりと、移住のきっかけや暮らしやすさにつながる"人の輪"が広がっています。このつながりを大切にし、これからも雲南市が住みたいまちに選ばれるよう取り組んでいきます。

■持続可能なまちをめざして
今後も、持続可能なまちをめざし、「定住基盤の整備」、「人材育成・確保」をはじめとした取り組みを進めていきます。また、市民の皆さんにとって暮らし続けたいまちになるよう雲南市の魅力を積極的に発信し、人口の社会増の実現に向けて引き続き努力していきます。

◎移住情報の発信
・X(旧ツイッター)
・インスタグラム
・定住サイトほっこり雲南
※詳細は広報紙3ページのQRコードをご覧ください。

問合せ:うんなん暮らし推進課
【電話】0854-40-1014