- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県赤磐市
- 広報紙名 : 広報あかいわ 令和7年6月号
◆お子さんに対するフッ化物配合歯磨き粉の利用
「子どもの歯磨きを行うときに、歯磨き粉を使わないといけないのか」という質問がよくあります。歯磨きを行う最大の目的は、歯の表面の汚れ(デンタルプラーク)を取り除くことです。歯磨き粉はお子さんが嫌がる場合には使用しなくても問題はありません。
しかし、歯磨き粉に配合されているフッ素には、歯の表面を強くすることで虫歯を予防する効果があります。
そこで今回は、お子さんの効果的なフッ化物配合歯磨き粉の使用方法を紹介します。
(1)歯磨き粉を使った歯磨きの方法、回数
乳歯が生え始めたら、ガーゼなどでお口のケアの練習を始め、慣れてきたら歯ブラシを使って1日2回は磨きましょう。3歳以上のお子さんは、就寝前を含めた1日2回は歯を磨きましょう。フッ素をお口の中に長くとどめるため、歯磨き粉は軽く吐き出し、うがいをする場合は少量の水で1回のみにします。
(2)歯磨き粉の量
乳歯が生え始めてから2歳までは米粒程度、3歳から5歳まではグリーンピース程度、6歳以上は歯ブラシ全体を覆う量を使用しましょう。
(3)歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度
歯磨き粉に配合されているフッ素の濃度はppmと表現され1000ppmの歯磨き粉は0.1%のフッ素が配合されていることを表しています。5歳以下のお子さんには、900~1000ppmの歯磨き粉を、6歳以上のお子さんには大人と同じ1400~1500ppmの歯磨き粉を使用することが勧められています。
より詳しく知りたい人は、お気軽にかかりつけ歯科医にご相談ください。
問合せ:健康増進課