- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県吉備中央町
- 広報紙名 : 広報きびちゅうおう 2025年4月号 Vol.246
施政方針は、町政運営に向けての基本的な考え方と主な施策をまとめたものです。3月3日、令和7年第1回議会定例会で、山本町長が施策方針を示しました。概要についてご紹介します。
ロシアによるウクライナ侵攻や緊迫化する中東情勢、さらには、円安等の影響による物価高が続いており、私どもの隅々の暮らしにも大きな影響を受ける昨今であります。また、円城浄水場から国の水質管理の暫定目標値を大幅に超える有機フッ素化合物が検出されたことにつきまして、皆さまには大変なご心配、ご不安、ご迷惑をおかけしており、改めて深くお詫びを申し上げるところであります。新年度は、岡山県広域水道企業団からの年度内全面給水に向けて、全力で給水工事に取り組むこととしております。引き続き、健康調査等に取り組んでまいりますので、各種検診等の積極的・継続的な受診をお願いいたします。そして、さまざまなご不安、ご相談に対応するため、相談窓口を開設しておりますので、お気軽にご相談いただきますようお願いいたします。
昨年、吉備中央町は合併20周年を迎えました。旧町が共に引き継いできた歴史や伝統とともに、「互助の心」を大切にする町民皆さまの心を一つに、「22世紀の理ふる想郷さと吉備中央町」の実現を目指し、さらに活力や魅力あふれる町にするよう、「チャレンジアンドパワー」を基本コンセプトに、柔軟で力強く、粘り強い町づくりを進めてまいりたいと決意を新たにしております。
何卒、新年度も引き続き、議会ならびに町民皆さまの一層のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
■[Kibichuo Town 01]再注目の吉備高原都市
既存の都市が抱えている問題を解決し、人と人が触れ合える、人間中心の新しい都市の建設を目指した「吉備高原都市の建設構想」が策定され、今年で50年の節目を迎えました。
建設構想策定以来、順調に都市整備が進んだものの、県の財政の逼迫(ひっぱく)等により事業の凍結状態が続いていました。しかし、デジタル田園健康特区の指定による知名度の高まりや「地震をはじめ自然災害に強いまち」という特色を生かした「首都移転構想」などのPRにより、工場用地は完売するとともに、住区の分譲も好評で、吉備高原都市が再注目されています。
民間活動団体等と連携の輪を広げながら、東京一極集中による地方の人口減少や自然災害リスクの問題に対応するために、地盤が強固で安全な吉備高原への首都機能の移転を求める活動を推進していきます。
■[Kibichuo Town 02]子育て・教育環境の充実
《町内小学校再編整備 新たな3校へ》
町内小学校9校を再編整備し、令和7年4月1日に新たな校名で開校し、4月11日に開校式を予定しています。
《放課後児童クラブ、アフタースクール運営開始》
小学校の再編整備に併せて、令和7年度から公設公営の放課後児童クラブが始まります。
▽放課後児童クラブ
放課後、就労等により家庭に保護者がいない児童(小学校1~6年生)を対象に、適切な遊びや生活の場を提供して、その健全な育成を図ることを目的に運営します。
お問い合わせ先:子育て推進課 子育て推進班
【電話】0866-54-1328
▽アフタースクール
町内全小学生(参加希望者)を対象に、地域の方や企業・団体の方を講師に、年間通してさまざまな体験活動を行います。その体験活動を通して、自分の見聞を広げたり、得意分野を発見したりすることを目的としています。詳しくは、町公式ホームページをご覧ください。
お問い合わせ先:教育委員会事務局 生涯学習班
【電話】0866-56-9191