子育て 学校施設の充実を目指して~長寿命化改修工事やトイレ洋式化工事を実施~

■東小学校校舎長寿命化改修工事に着手
▽目的
長寿命化改修工事は、経年により老朽化した建物を、将来に渡って使用できるよう建物の耐久性や機能、性能を高める工事のことをいいます。
東小学校の校舎は、昭和55年3月に建築され、築44年を経過しており、屋上や外壁、内装など全体的に老朽化が進んでいます。
そこで、校舎の老朽化を改善するとともに、時代に即した機能を持たせるよう、長寿命化改修工事を行い、子どもたちが安全かつ快適に学び生活できるよう取り組んでいます。

▽主な改修内容
改修内容は、庄原市学校施設長寿命化計画を基本とし、東小学校の校舎では次の3つの軸で改修を行います。

(1)建物全体の耐久性の向上
建物全体の耐久性を向上させるため、屋上への防水シートの敷設や、外壁の劣化を防ぐ外壁材の塗布、床・壁・天井材の張り替えなどを行います。その他にも、電気・機械設備などの更新を行います。

(2)快適に過ごせる環境
学校は子どもたちが学習活動に集中するために、快適に過ごすことができる施設であることが大切です。
東小学校のトイレは和式便器が多く、時代のニーズに適合していない箇所があるため、トイレの洋式化や床の乾式化を行います。また、老朽化した空調機器も更新します。

(3)環境に配慮した施設
二酸化炭素排出削減など環境に配慮した学校施設とするため、断熱性の高い材を外壁に使用するとともに、窓などに複層ガラス(二重構造になったガラス)を採用します。また、照明機器をLED化し、エネルギー消費の抑制を図ります。

▽工事の進め方
3工期に分け、現在の校舎と仮設校舎を使いながら改修を行います。工事が完了した箇所から順次使用開始することとしています。
・第1工期
令和6年10月〜令和7年3月
校舎北部
・第2工期
令和7年4月〜8月
校舎中央部
・第3工期
令和7年9月〜令和8年3月
校舎南部
・工事期間
令和6年10月〜令和8年3月(完了予定)
・総事業費
約9億8307万円

■小中学校のトイレ洋式化工事を実施中
▽目的
学校のトイレは、これまで和式便器が中心でしたが、近年家庭での洋式便器の普及が進んでいるほか、災害時に学校が避難所になった際、誰もが使えるよう備えるため、洋式便器の需要が高まっています。
そのため、本市の学校においても洋式便器の整備と、トイレの床を乾式化し、衛生的な環境づくりを進めています。学校を使う子どもたちが、快適にトイレを使えるよう年次的に工事を行っています。

▽主な改修内容
トイレ洋式化工事では、次の改修を行います。
・和式便器の洋式化(※)
・暖房便座の設置
・床の乾式化
・手洗いの自動水栓化
・照明のLED化 など
※学校施設はさまざまな人が使用するため、和式便器を必要とする人がいることを考え、学校内に男女1カ所程度は和式便器を残します。

▽工事概要
令和4年度から段階的に着手しており、一部の学校を除き、令和9年度までに完了する予定です。

▽完了している学校
・令和4年度
板橋小学校、西城小学校(校舎)・比和小学校

・令和5年度
永末小学校、西城小学校(体育館)、高野小学校、西城中学校、総領中学校

■最後に
市教育委員会は、今後も庄原市長期総合計画や庄原市学校施設長寿命化計画に基づいて、本市の子どもたちが、生き生きと学ぶことができるよう学校施設の充実を目指していきます。

問合せ:教育総務課学校管理係
【電話】0824-73-1186