- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県庄原市
- 広報紙名 : 広報しょうばら 2025年1月号(No.238)
このコーナーでは、隔月で市立学校の取り組みや児童生徒の活動の様子を紹介します。
■峰田小学校
来年度の小学校統合により、本年度で最後となる峰田小学校の学習発表会は「はばたけ!28人の伝えたい思い~感動と笑顔を届けよう~」をテーマに、練習から本番まで、児童一人一人が真剣に取り組んできました。
発表会では、学習したことを基にした劇が披露され、子どもたちが一生懸命発表する姿に、保護者・地域の人からたくさんの温かい拍手やメッセージが送られました。子どもたちは「テーマを考えるのが大変だったけれど、やりがいがあった」「会場の皆さんに楽しんでもらえるよう、工夫して演技ができた」など、それぞれ達成感を感じていました。最後にはグラウンドで、児童や保護者など参加者全員で「ミネタ」の人文字を作り、思い出に残る発表会になりました。
■小奴可小学校
小奴可小5・6年生は、総合的な学習の時間に「小奴可の宝物・宝人・宝事つなぎ隊」というテーマで探究学習を行っています。
本年は東城町小奴可地域に古くから伝わる「国指定重要無形民俗文化財 塩原の大山供養田植」について学習し、調べたことを、帝釈峡時悠館の市民講座で発表しました。市民講座では、大山供養田植のいわれやあらましを劇にして披露しました。発表した6年生の佐古千絢(さこちひろ)さんと5年生の牧田詠伍(まきだえいご)くんは「塩原の大山供養田植を守っていくために少しでもお手伝いできることがあったら力になりたい」と話しました。
今回の学習は、児童一人一人が供養田植に込められた地域の人の願いを知り、ふるさとの伝統を受け継ぐ大切さを考える機会になりました。
■高小学校
高小学校は、日本の美しい文章や名文を繰り返し復唱し、文章のリズムや調子を体に取り込むこと、先人の知恵や言葉に触れ古典の良さを知ることを目的に、伝統となっている「名文暗唱」に取り組んでいます。
名文は6級から1級まであり「春の七草・秋の七草」「いろはうた」から始まり、百人一首や俳句、古文、文学作品の一部などを暗唱し、最後には「日本国憲法前文」にも挑戦します。各先生の検定を受け「合格」すると、次の名文に進むという流れで、学校内では朝会や帯タイム(授業間に行う短時間学習)に、口々に練習しながら、検定を受けるために先生の前に並ぶ姿が見られます。中には、積極的に挑戦し、本年の4月から現在までの間に全級合格を7回達成した児童もいます。一人一人が目標を立て、その達成に向け、日々努力を続けています。
問合せ:教育指導課指導係
【電話】0824-73-1184