子育て [特集]こどもまんなか 東広島

「こどもまんなか」とは、こどもや若者にとって最もよいことは何かを社会全体で常に考えていくこと。それにより、全てのこども・若者が将来にわたって幸せに暮らせる社会(こどもまんなか社会)を目指します。一人ひとりがこどもの視点に立って、これからの社会について考えてみませんか。

■アンケート実施 東広島市の小・中学生が考える『こどもまんなか社会』とは?
・こどもの意見をしっかり聞いてまじめに取り組んでもらえる 65.2%
・一人ひとりの好きなことや得意なことを、周りから大切に考えてもらえる 45.7%
・こどもが危険な事件・事故にあわない(あいにくい) 42.0%
・こどもが近所の人や地域の人と顔見知りで安心してあいさつなどができる 39.0%
(小・中学生約2,900人のアンケート結果、複数回答、令和6年4~6月)

自由意見では、「いろんな障がいや個性を尊重してほしい」「戦争や争いをなくそう」などの声がありました。


さらに深掘り
ワークショップも実施(小学生から大学生まで24人が参加)。

こどもたちの意見を大切にして「こども計画」を策定しました

■東広島市こども計画 令和7年度→令和11年度
「こどもまんなか社会」を実現するために、東広島市ではこども・若者の健やかな成長を支援する「こども計画」を策定。社会全体で切れ目ない支援を行っていきます。

◆行政
地域・企業と一体となって施策を推進します。

◆企業
働き方改革など、仕事と子育ての両立を応援します。

◆地域
地域全体でこども・若者や子育て家庭を見守り、支援します。地域でこどもが安心・安全に過ごせる環境をつくります。

◆学校・保育
こどもの視点に立ち、保護者、地域、市と連携して、こどもの成長を支えます。

◆家庭・保護者

◆こども・若者
ライフステージに応じた切れ目ない支援がずーっと続きます

▽妊娠期
・妊娠期から出産・育児まで切れ目のない相談支援(東広島版ネウボラ)

▽乳幼児期
・産科・小児科医療体制の充実
・食育・読書活動推進など、家庭教育への支援
・保育人材の確保や乳幼児教育・保育の質の向上

▽学童期
・自ら興味関心を持ち、こども同士や地域の人などと協働的に学ぶことで、生きる力を育成
・さまざまな遊びや学び、体験を通じて、こどもの健全な育成を支援

▽青年期
・こども・若者に対して、妊娠・出産・子育てに関する思春期健康教育を実施
・キャリア教育や就職支援など、若者の自己実現への支援

▽全てのこども・家庭
・こども医療費助成や児童手当など、子育てに係る経済的負担を軽減
・こども家庭センターにおける、子育て家庭を取り巻くさまざまな問題への相談や対応
・発達障がいなど、障がいのあるこども・若者や親への支援

Q こどもって何歳まで?
A 年齢で区切ることで必要なサポートが途切れることのないよう、こども基本法では、「心と身体の発達の過程にある人」をこどもと定義しています。

※詳しくは本紙をご覧ください

問合せ:こども家庭課子育て総務係
【電話】082-420-0941

■やってみたい!をもーっとつなげる! 個性を伸ばす環境づくり
◆主体性を育みます はじめの100か月が大切です
おなかにいる時から小学1年生になるまでの100か月(94~106か月、誕生月によって異なります)は、生涯にわたるウェルビーイング(幸福感)の向上につながる特に大切な時期。さまざまな人や環境とのはじめての出会いを繰り返し育っていくこの時期を、しっかりと支えます。

▽興味・関心に寄り添う
こどもが自分で興味のあることや好きな場所を選べ、一人ひとりが落ち着ける環境づくりを大切にしています。
暁保育所 光原先生

▽「遊び」が「学び」に
暁保育所では、保護者や保育士、地域住民たちが、こどもたちと一緒に園庭に築山を作りました。植物の観察やカエルの飼育など、築山での遊びがさまざまな学びにつながっています。

▽安心できる居場所
下黒瀬小学校では、授業が始まる前や休憩時間に過ごせる生活科ルームを1年生の教室の隣に作りました。制作物を飾ったり、廃材で作った積み木で遊んだりでき、学年を超えたつながりが生まれています。

▽楽しく不安解消
小学校教諭が暁保育所を訪問し、入学を控えた年長児に、小学校がどのようなところかをクイズ形式で紹介。こどもたちの知りたいことや不安などに答えます。

◆しっかりと引き継ぎ! 幼保小連携とは?
時間割に沿って学習する小学校生活は、遊び中心だった幼稚園・保育所等での生活とは大きく異なります。環境の変化への不安を和らげ、安心して学校生活を始められるよう、幼稚園・保育所等と小学校が連携するための取り組みが行われています。

▽保育
したい・やりたいというこどもの思いに寄り添い、サポートすると、遊びが学びにつながることがたくさんあります。
暁保育所 長澤所長

▽学校
こどもたちがありのままの自分を出せる環境をつくることで、授業中に気付けなかった新しい個性を見つけることができました。
下黒瀬小学校教諭 広島大学附属幼稚園(東広島園舎)長期研修生 仁井先生

◆個々の育ちに寄り添います
こどもの日常生活や友達との関わり方を見て気になるときは、気軽に相談を。
・乳幼児健診
乳幼児の成長・発達、栄養状態、疾病の有無を確認します。医師や保健師、栄養士、心理相談員など多職種が子育てのサポートをしています。
・保護者向け勉強会
毎年5~6月にこどもの発達が気になる保護者のための勉強会を開いています。就学先となる学校・学級の特徴や、就学先が決まるまでの流れについて説明します。
・ペアレントメンター
発達障がいのあるこどもを養育した経験があり、県の研修を受けた親に個別で相談ができます。障がい福祉課で日程相談。本市では15人が活動しています。
・受診環境の改善
地域において、言語聴覚士などの専門職を増やし、発達に関する相談や受診しやすい環境づくりを進めています。

▽こどもの発達に不安を感じたときの相談先はこちら
・定期健診ではどんなサポートがあるのかな
こども家庭課 母子保健係【電話】082-420-0407
・友達との付き合い方が心配
はあとふる【電話】082-493-6073
・同じ不安を持つ保護者と話してみたいな
障がい福祉課 障がい福祉政策係【電話】082-493-6071

■この特集に関するアンケートにご協力ください
回答者の中から抽選で市の特産品を贈呈します
回答期限:7月31日(木)
※詳しくは本紙をご覧ください