- 発行日 :
- 自治体名 : 広島県安芸高田市
- 広報紙名 : 広報あきたかた 令和7年7月号
■自分が自分らしく暮らせるまちづくり
こんにちは。市長の藤本悦志です。
安芸高田市では、7月を『人権啓発強調月間』と定め、人権啓発やハラスメント防止の取り組みを進めています。
近年、社会全体が一人一人の尊厳をより大切にするという方向に動いています。「言ってはいけない言葉」や「とってはいけない行動」について、法令やマニュアル、規定が定められるようになってきました。例えば、ハラスメントに対する社会全体の認知が深まり、一昔前までは、「少々のことは我慢するのが当たり前」とされた場面が、今では「ハラスメントに当たるのでは」「人権を侵害しているのでは」と問題として共有できるようになりました。つまり、職場や学校、地域、さらには家庭においても相手の立場に立った言動が求められる時代になってきているということです。
「昔は良かった」と語るのではなく「今がより良くなっている」と胸を張れる社会にしていくためには、こうした変化に対応できるよう「人権感覚と知識の向上」が必要不可欠です。
人権は誰か特別な人のためにあるのではありません。皆さん一人一人が持っている「人権」を互いに尊重し合える場面を増やしていきましょう。
安芸高田市に暮らす、皆さんの人権が尊重され、自分らしく暮らせるまちであり続けるよう、「人権啓発強調月間」を通じて、自分にできることを考えてみませんか。