- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県下関市
- 広報紙名 : 市報しものせき 令和7年1月号
このページは、小・中学生、高校生を対象に市内で働く人・職業を紹介しています。先輩たちのメッセージを参考に、未来の自分を探してみませんか。
■ドッグトレーナー 林 夏子さん 下関市出身
下関市公式Instagramへ…本紙参照
□どんな仕事ですか?
犬と人が家庭で仲良く暮らしていけるように、犬と飼い主さん、両方にお互いの接し方をお伝えする職業です。
広い意味では、警察犬訓練士や災害救助犬訓練士など、ジャンルもさまざまあります。
□目指したきっかけは?
子どもの頃から動物に関わる仕事に就きたいと思っていました。大学の畜産学科に通い、進路を考える中で、ドッグトレーナーの存在を知りました。警察犬訓練所で住み込みで修行した後、独立して家庭犬を褒めてしつけするスタイルにたどり着きました。
□うれしいこと・大変なこと
飼い主さんのお悩みが解決し、飼い主さんと犬が意思疎通できたときがうれしいです。教えたいことが犬に伝わったときの喜びの瞬間もたまりません。
犬が大好きなのであまり大変だとは感じませんが、24時間体制のお泊り預かりとか、家庭で手に負えない飼い始めの犬を預かることですかね。
□百戦練磨のドッグトレーナー
取材陣を迎えてくれたのは、ハウストレーニング中のかわいい11頭の預かり家庭犬たち。「誰が来たの?」と言わんばかりにちょっぴり興奮した様子でしたが、すかさず林さんは、犬の感情を察知。犬種や性格も踏まえて、犬の立場を説明し、今それぞれの犬に合った心の距離の縮め方を、豊富な知識と経験をもとに教えてくれます。
□犬の保育園「ビバわんこ」
家庭犬に関するお悩み相談やしつけ方教室ばかりがドッグトレーナーの仕事ではありません。犬にとって家庭内で過ごす毎日に変化はありません。そのため、飼い主には「犬友達を増やしたい」「マナーやルールを覚えさせたい」といった需要があります。週1回のお楽しみで、この保育園に通わせたいという飼い主も。
「ドッグトレーナーとして大事なのは、楽しみながら犬や人と接することです。その経験が全部私の引き出しになっています」と話す林さんは、まさにプロフェッショナルでした。
※写真は本紙参照
取材協力:ビバわんこ