くらし 令和7年度の施政方針~岩国市の主な取り組み~(5)

7.時代や市民ニーズに合った行政経営に取り組むまち(行政経営・デジタル改革)
▽市民サービスの向上
・これまで電子申請手続の拡大や申請書作成支援システム、遠隔接客システムの導入など、行政手続のオンライン化に取り組んできました。
引き続き、キャッシュレス決済の普及促進や申請書作成支援システムの利用手続数の増加を図るとともに、戸籍などの郵送請求の完全電子申請化など、「行かなくてもいい・迷わない・書かなくてもいい」窓口の取り組みを推進します。
・市立保育園や幼稚園等の利用者向けアプリの導入など、情報通信技術を活用することで利用者の利便性の向上に努めます。
・デジタルに不慣れな高齢者などに向けたデジタルデバイド対策にも、引き続き、取り組みます。
・限られた経営資源で新たな行政課題に対応していくため、民間活力の有効活用やデジタル技術を活用した業務改革の実施、AIなど新たな技術の積極的な活用を検討します。

▽財政基盤の強化
・歳入では、賃金上昇の流れができつつあり、景気が緩やかに回復していくことが見込まれ、市税収入は、前年度を上回る見通しです。
・歳出では、増大する社会保障費をはじめとして、老朽化する公共施設等の維持管理費や長寿命化対策費、行政サービスのデジタル化の推進等に歳入の伸びを上回る多額の財源を要することなどから、今後も厳しい財政状況が続くものと見込まれます。
・こうした中においても、総合計画に沿ったまちづくりの施策を着実に実施していくため、歳入の確保や歳出の合理化などに取り組み、財政基盤の強化を図ります。

▽公共施設マネジメントの推進
・公共施設の再編・再配置を進めるなど、次世代に負担をかけない最適な公共施設を目指し、取り組みます。
・今後も維持していく施設については、施設の点検結果を踏まえた「公共施設保全計画」を策定し、計画的な保全や改修等を進めます。

■むすびに
本市は、来年3月、平成18年の市町村合併から20年を迎え、新たな段階へと歩み始めます。
これまでのまちづくりの成果を礎としながら、私自身が先頭に立ち、市民目線を大切に、時代の変化とともに、しなやかに進化していくという理念の下、市民の皆様と一緒になって、新たな時代を創造していきたいと考えています。
岩国の輝かしい未来を切り開き、更なる発展を目指して、一人一人が生き生きと暮らせるまちづくりに取り組んでいきます。

問合せ:政策企画課
【電話】29-5013