- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県岩国市
- 広報紙名 : 広報いわくに 令和7年4月15日号
2.創意工夫に満ちた活力あふれる産業と観光のまち(産業)
▽観光交流の推進
・JRと連携した大型観光キャンペーンである山口デスティネーションキャンペーンに向けた取り組みが始まります。令和7年度は、プレキャンペーンとして、本市の観光資源を積極的に情報発信するなど、誘客促進に努めます。
・今後のインバウンド需要を見据え、山口県や関係市と共同で日本に興味を持つ外国人に向けた情報発信番組を制作し、本市の魅力を広く発信することで、インバウンド観光客の増加につなげていきます。
・錦帯橋下河原駐車場の段階的な移転や縮小を図るため、錦帯橋周辺に観光駐車場の整備を進めます。
・飛行艇ミュージアム(仮称)の整備について、国への要望を続けるとともに、機運の醸成に向けて、官民一体となって取り組みます。
▽企業誘致の推進・商工業の振興
・企業誘致について、雇用の創出や地域経済の活性化、更には税収の増加など、市全体に様々な波及効果をもたらすことから、岩国錦帯橋空港の利便性や温暖で住みよい環境といった本市の優位性を最大限に活用しながら、引き続き、積極的に推進します。
・今後更なる需要の伸びが期待されるIT・脱炭素などの成長産業の誘致にも力を入れ、産業構造の多様化を図ることで、商工業全般の振興と発展はもとより、若者をはじめとする幅広い世代の定住につなげていきます。
・市内の中小企業に対しては、生産性の向上に欠かせないデジタル技術の導入やその人材の育成に向けた啓発・支援を行うとともに、未就業者等に対しては、雇用に向けたデジタル技術の習得支援等を実施し、雇用の促進を図ります。
・県東部地域の産業振興の拠点施設として期待の大きい山口県東部地域産業振興センター(仮称)については、令和9年度中の供用開始に向け、DX支援機能をはじめとした各機能の充実について、引き続き、山口県に要望していきます。
・物価高騰の影響を受けている市民や事業者を支援し、消費喚起による地域経済の活性化を図るため、プレミアム商品券の速やかな発行に努めます。
▽中心市街地の活性化
・令和6年度に策定した「第3期岩国市中心市街地活性化基本計画」に基づき、にぎわいの創出に向けた継続的な取り組みを行うとともに、まちの集客力を高める「岩国駅前南地区第一種市街地再開発事業」への支援や、その再開発ビル内に一体的に整備する「にぎわい創出施設整備事業」などについても、官民が一体となり、岩国駅周辺の活性化につながるよう取り組みます。
▽空港の利用促進
・岩国錦帯橋空港は、開港から13年目を迎え、令和7年中には累計利用者数が500万人に達することが見込まれ、堅調な利用状況にあります。
・空港の利用促進について、県東部地域の空の交通拠点として、ビジネスや観光等の利活用を促進するため、効果的なPR活動に取り組みます。
▽農林水産業の振興
・本市の豊かな地域資源や特性を生かしながら、持続可能な農林水産業の振興を図ります。
・特に、農林水産業の将来を担う後継者や新規就業者を確保し育成するとともに、新規就業や施設整備に対する支援などに加え、小規模農家への支援に取り組みます。
・森林環境譲与税を活用し、適切な森林整備や木材利用の促進につながる取り組みを効果的に進めます。
▽岩国ブランドの構築・シティプロモーションの推進
・岩国ブランドの構築について、充実した子育て支援策や英語教育・国際交流など、本市の地域特性や強みを生かした市独自の取り組みを含めた魅力的な施策を推進します。
・シティプロモーションの推進について、ターゲットに合わせて多様なメディアを活用するとともに、「大阪・関西万博」や「東京ゲームショウ」などへの出展により、岩国ブランドの魅力を効果的にプロモーションすることで、本市の認知度や好感度の向上につなげ、関係人口の創出を図ります。
▽移住定住の促進
・本市への移住を検討している方に本市の魅力を体感していただけるお試し住宅やワーケーション施設の活用、移住コーディネーターによる移住相談の充実や魅力発信により、交流・関係人口の増加を図ります。