- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県長門市
- 広報紙名 : 長門市広報 知っちょこ 令和7年5月号
■市観光政策課 観光振興補佐監
鶴薗(つるぞの)辰志(たつし)さん
~日本航空株式会社(JAL)から出向~
4月から、国の地域活性化企業人制度を活用して、長門市に出向された鶴薗補佐監。観光地の魅力創出や質の向上、地域の「稼ぐ力」を引き出す観光まちづくりに向けた新たなアプローチによる観光振興に取り組まれます。
◇これまでどのような仕事を?
JALでは、旅行会社と連携してツアー商品の企画を依頼し、座席の販売促進を行う営業や、羽田~九州路線の需要予測をもとに、営業へ渡す空席の多い便のデータ分析などの業務に携わっていました。また、2019年から2年間は、人事交流ということで、長門市と同様、包括連携協定を結んでいる福岡県福智町へ出向し、自治体の業務にも携わりました。
◇福智町ではどのようなことを?
福智町では、伝統工芸である上野焼(アガノヤキ)をPRするため、空港のラウンジやファーストクラスの利用者などに、実際に使用してもらい、良さを知ってもらうための仕組みづくりを構築しました。さらに、商品をJALの売店に置いてもらうなど、販促ツールの整備を行いました。
◇長門市の印象は?
長門市には、JAL向津具ダブルマラソンに参加した際に初めて訪れました。その時に見た元乃隅神社の景色は本当に素晴らしく、強く印象に残っています。また、「美人の湯」で有名なホテルに宿泊し、泉質の良さや美味しい食事に感動しました。こうした長門の魅力をもっと多くの人に知ってもらい、長門市に訪れてもらいたいと感じています。
また、個人的に「やきとり」が大好きで、長門市は「やきとり」が美味しいと聞いているので、とても楽しみにしています。
◇今後、どのようなことをしていきたい?
今後は、より多くの人に、私自身も感動した長門市の魅力を知ってもらえるよう発信していきたいと思っています。そのためには、まず自分自身が長門市の観光資源を学び、深く理解する、そして好きになることが大切だと考えています。
これから、市の職員として、観光スポーツ文化部の業務をサポートしながら、これまで福智町で行ってきたような地域活性化の取組を長門市でも展開していきたいです。また、JALのツールを活用し、長門市の魅力を効果的にPRしていきたいと考えています。
6月には、JAL向津具ダブルマラソンが開催されるので、積極的にサポートし、長門市とJALの架け橋となれるよう努めていきたいです。
そして、交流人口や関係人口を通じて、飛行機の利用者が増えるような仕掛けづくりに取り組んでいきたいです。