- 発行日 :
- 自治体名 : 山口県田布施町
- 広報紙名 : 広報たぶせ 4月11日号(令和7年)No.1063
『二十歳の所感』
林 志磨
二十歳という人生における大きな節目を迎えることができ、大変嬉しく思います。
一月四日に挙行された二十歳のつどいでは、久々に級友や恩師と再会し思い出話を通じて自身の成長を感じました。
この二十年間を振り返ると、様々な思い出が蘇ってきます。特に新型コロナウイルスの脅威により、私たちの高校生活が激変してしまったことが印象に残っています。多くの規制に阻まれながら毎日を過ごしました。教室で授業を受けられることや友達と気兼ねなく話せることの有難さを噛み締めながら過ごした高校生活でした。
私はこの体験から、笑い合いながら会話をすることができる尊さを学びました。歳を重ねるにつれて様々な人と出会い、新たな経験や知識を積み重ねることがこんなに有意義なことなのかと感じています。
現在、私は大学生として日々勉学に励んでいます。難題にぶつかり挫けそうになる時もありますが、友達と助け合いながら取り組んでいます。また、二十歳の大人として人の役に立てる人間になりたいと思い、ボランティア活動にも邁進しています。キャンプを通じて、子どもたちの協調性や責任感を育成する団体の運営に携わっています。子どもたちの成長をより近くで感じてみたいと思い、この活動を始めました。親元を離れてキャンプをすることは、子どもたちにとって大冒険です。そんな大冒険を経た子どもたちは、たくましい顔つきになって帰っていきます。子どもたちから活動後に感謝を伝えられた時、自身が人の役に立てたことの幸福感で満ち溢れます。
このような人間に成長できたのは、ずっと優しい眼差しで見守ってくれた母や今までお世話になった全ての方々のおかげです。本当にありがとうございます。これからも誰かの支えとなれるような人間になることを目標に自己研鑽に励んで参ります。