文化 31_美波の文化・歴史を訪ねる

美波町の各所に残る文化財や史跡を写真とともに紹介していきます。

■日和佐城主と浜家の墓
細川、三好の両家の争乱があった天正初期(1575年頃)、日和佐には日和佐肥前守という城主がいました。その跡をついだ弟・日和佐権正(ごんのかみ)新次郎は、その主・細川家の滅亡により、大阪へ浪人し、浜五郎兵衛泰利(やすとし)(号安心)と名乗りました。のち長曽我部元親に招かれ、土佐・赤岡で大庄屋となりましたが、蜂須賀家政から日和佐に呼びもどされ、奉公格として80石を与えられ、込潟(こめかた)に代々の居を構えました。
浜家の墓地は、薬王寺・地蔵堂の裏にあり、石殿、五輪塔などの墓が10個あまり並んでいます。苔がむしたり、こわれたりもしていますが、中には五代目「浜庄助泰勝」と読める墓もあります。

お問い合わせ:
日和佐公民館【電話】0884-77-0028
由岐公民館【電話】0884-78-0007