くらし VOICE(ボイス) あなたの声を県政に生かします!

■令和6年度 第4回 ONE STEP TOGETHER 県政知事トーク
県では、県産ヒノキ材を使用して住宅の新築などを行う場合にその費用の一部を補助する「かがわ県産ひのき住宅助成事業」を実施しています。この事業を利用した住宅を施工した地元企業の皆さんと「かがわヒノキ」をテーマに意見交換を行いました。

◯「かがわヒノキ」の利用促進について
・最近ではメンテナンス性や金額の面で木材を敬遠する方が多いが、助成金があることで県産ヒノキを提案しやすくなる。今後も助成事業を継続していくことが利用を進めるには一番いい。
・香川県は雨が少ないため、その影響でヒノキの芳香成分が多いのではないかと考え、他県のヒノキと比較試験を行った。結果、県産ヒノキの芳香成分は他県の2倍~2.5倍ほどあり、リラックス効果もあることがわかった。「香り」の特長を生かしてやれることがあると考えている。
・県産材の良さを伝える伝道師としての役割を担うのは「つくり手」。つくり手をやる気にさせる制度に変えてほしい。県が主催する木造建築の設計コンクールを復活させてはどうか。
・県産材の入手方法などが情報として実務者に伝わっていない。県がつなぎ役となり、林業と流通、街のつくり手が幅広く連携したプラットフォームを作って、情報発信などを行う核としてはどうか。
・県産ヒノキを使うことは単にそれだけにとどまらず、広い意味、環境問題や地産地消、地域経済を地域で回すなどの大きな物語性のような目的があるのではないかと思っている。そういったことを県からも発信して、他の地域のブランド化とは一線を画したサステナビリティに焦点を当てたブランド化のようなことができるといい。

◯知事から
県では昨年、香川県産ヒノキのキャッチフレーズ「きめこまかな 香川の木 かがわヒノキ」やロゴマークを作り、今後「かがわヒノキ」として、ブランドの認知度向上に向けた発信をしていきたいと考えている。具体的な素晴らしいアイデアをいただいたので、「かがわヒノキ」の利用促進の施策に反映していきたい。

◎意見交換会の詳細は広報紙15ページの二次元コードをご覧ください。