- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県上島町
- 広報紙名 : 広報かみじま 2025年3月号
■第2次上島町健康づくり計画・上島町自殺対策計画 笑顔でつくる元気島
「第2次上島町健康づくり計画」、「上島町自殺対策計画」について、現状を把握・分析し、最終評価を行いましたので、ご報告いたします。なお、最終評価を踏まえ、令和7年度に「第3次上島町健康づくり計画」を策定します。
◆各分野の最終評価
◇メタボリックシンドローム
・青壮年期のメタボ・肥満者が増加している
・自分の健康に関心を持つことが必要である
◇食育
・大人の食習慣(朝食欠食や夜食)が子どもへ影響する
・食の「わ」で多世代に、正しい知識の普及に取組む
◇歯と口
・子どものむし歯は減少し、歯列などは悪化傾向である
・男性の歯みがき習慣への意識付けが必要である
◇飲酒と喫煙
・毎日飲酒する者や、1日の飲酒量が増加している
・禁煙環境づくりから、喫煙者が減少傾向である
◇介護予防
・社会参加を通じ、生きがいやりがいを得られている
・幼少期からの習慣や様々な情報を得ることが大切
◇こころ(上島町自殺対策計画)
子ども・若者:
・同年代との関りが減少し、困難な時に乗り越える力や、人との付き合いが不得意な子どもが多い
・自己肯定感や相手を大切にする心を育てることが必要
青壮年:
・仕事や子育て、親の介護がストレスとなる世代
・同じ状況にある人と話せる機会を設け、心の負担軽減につなげる
高齢者:
・青壮年期から地域とのつながりが少ない人は、手助けが必要な状況になっても周囲が関りにくい
・生きがいのある者は8割を越えているが、元気な高齢者でも生きがいがない者もいる
◇一人にならない・つながり合う
すべての世代において、「人とのつながりづくり」が重要であり、どんな悩みでも一人で抱え込まず、また、誰かが気づき、関われる人を増やすことが大切
◆次期計画での重要課題
◇働き盛り世代の健康づくり
青壮年期の健康状態は将来の介護予防の観点から、かつ、生活を共にする子ども世代にも影響を及ぼすため、働き盛り世代の健康意識を高め、生活習慣を見直し、疾病の発症や重症化を予防することが大切です。
また、生活習慣は軌道修正しにくい点から、若年層から健康づくりの正しい知識の普及啓発が重要となります。
◆諸先輩方のご意見
・高齢になって「歯は、ほんとに自分の歯があればよかった。」とつくづく思う。
・病気の症状が無いと気をつけにくいが、健康や病気の予防について、若いころに知っていれば、よかった。子どもの時から、習慣にするといいかな。
・働き盛りは子育てや仕事、介護で時間も気持ちのゆとりもない。職場や地域からの働きかけや、きっかけ・仲間づくりが大切。高齢者の社会参加にもつながるんじゃないかな。
・ほんとに、子や孫には生涯、元気でいて欲しい。
健康推進課では、出前講座や各種健康相談を実施しています。職場やご自身の健康づくりにご活用ください。また、節目健診や健康ポイントなどもご利用ください。詳細は、健康推進課までお問い合わせください。
問合せ:
・生名支所健康推進課【電話】74‒0911
・魚島保健福祉センター【電話】74-1120