- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県上島町
- 広報紙名 : 広報かみじま 2025年10月号
■「防災体力」を備えよう
~災害時、危機回避や避難などの防災行動をとるために必要な体力がありますか?~
近年、異常気象による災害や地震など、さまざまな災害が起きています。例えば、地震で大きな揺れが発生した時は、机の下に隠れたり、安全な場所がどこか判断して「しゃがむ」「つかまる」という動作をとっさに行う必要があります。また、揺れがおさまったら避難をします。避難する際に、車が使えるとは限りません。みなさん、「いざ」と言う時に動けるような身体能力がありますか?
町内での避難に必要な「歩く力」とは
(1)持久力
どのくらいの距離を歩けるのか、自分の体力を知りましょう。
普段から歩くことで持久力を高めましょう。
(2)踏ん張る力
ぬかるみや不安定な場所を歩いても転倒しないためには、バランス力や踏ん張る力が必要です。
(3)足の筋力
普段歩いたことがない場所を通ったり、階段を使う可能性もあります。上り下りをする足の力が必要です。
歩くことに自信がない方は、「いざ」という時に備えて体力づくりをしましょう。また、日頃のご近所付き合いが、災害時のスムーズな助け合いにつながります。
さて、歩く力に焦点を当てましたが、フレイル(※)予防のための3本柱「運動」「栄養(食・口腔機能)」「社会参加」の取組は、体力づくり、地域のつながりづくりといった避難行動への備えにもつながります。
(※フレイル…加齢に伴い心身の活力が低下し、健康な状態から要介護状態へ移行する中間の状態。早期に対処することで、健康な状態に戻ることも可能です。)
(1)運動
しっかり、たっぷり歩く。筋トレをする。
少しの運動でも継続して行うことで死亡リスクを下げることができます。筋力の低下を防ぐことで転倒・骨折で寝たきりになるリスクも軽減されます。
(2)栄養
バランスの良い食事をとり、口腔機能を維持する。
毎日の食事には筋肉のもととなる肉、魚、卵、大豆製品や、骨を強くする牛乳、乳製品を多くとりましょう。また、よく噛むことも大切です。
(3)社会参加
友達とおしゃべりや食事を楽しむ。
社会参加の機会が減るとフレイルになりやすいことがわかっています。ボランティア活動、老人クラブ、趣味の集まりなど、自分に合った活動を見つけましょう。
また、(本紙)左ページの「元気アップ体操」などを参考に、フレイル予防に取り組みましょう。
■10月17日から23日は「薬と健康の週間」です!
お薬を使用する際には次のようなことに注意し、より安全に効果的に使用してください。
・使用する前に薬の添付文書をよく読みましょう
・用法・用量を守りましょう
・薬の形(錠形)にあった服用方法を守りましょう
・薬の飲み合わせに注意しましょう
・高齢者の薬の使用には特に注意しましょう
・薬は正しく保管しましょう
・かかりつけ薬剤師・薬局を決めましょう
その他、お薬に関するお問い合わせは、愛媛県薬務衛生課(【電話】089-912-2391)または愛媛県薬剤師会(【電話】089-941-4165)までどうぞ。
問合せ:
・生名支所健康推進課【電話】74‒0911
・魚島保健福祉センター【電話】74-1120
