子育て 教育News(ニュース)

教育Newsでは、伊方町教育委員会の取組や情報、各学校の紹介や教育関係行事等をお知らせします。

■小中学校の体育館の施設・設備の充実を進めます~小中学校体育館の空調設備設置とLED化改修事業~
伊方町・伊方町教育委員会は、伊方町立伊方小学校体育館、伊方中学校体育館、三崎小中学校体育館の3施設について、令和7年度に空調設備の設置と照明をLEDに改修する計画を提案し、この3月の町議会で承認をいただきました。
ご承知のように、文部科学省は2035年度までに避難所に指定されている公立小中学校体育館(社会体育施設を除く)の95%に空調設備を設置する方針を打ち出しました。これは、災害時避難所としての機能の強化を目的としており、そのための特例交付金が拡充されているところです。伊方町教育委員会といたしましても、児童生徒の熱中症対策もあることから、この機会を捉え、体育館への空調設備の整備をすることといたしました。併せて、水銀の問題から今後蛍光灯や水銀灯が生産されなくなっていくことや電気料金の高騰などから、補助金等を活用し、これまでの体育館照明に替えてLED照明に取り換えることとしました。
子どもたちの教育環境の充実と避難所としての設備の強化という点で、一歩前進ができることと思います。
体育館の避難所としての機能の強化については、防災上、大切なことであります。
瀬戸総合体育館の外壁等の補修工事を令和7年度に予定しておりますが、他の社会体育施設などにつきましても、検討を重ね、必要に応じて避難所としての機能を強化していきたいと考えております。

■令和7年度から、学校教材費の保護者の皆様の負担を無くします~学校教材費保護者負担無償化事業~
伊方町・伊方町教育委員会は、町づくりの根幹の一つである「町の次代を担う子どもたちの育成」を具現化するための子育て支援事業の充実を図っております。「学校教材費保護者負担無償化事業」は、町内の小中学校に通学する児童や生徒の教材費などにかかる費用を、保護者に代わって町が負担するという事業です。
この3月の町議会で同意をいただき、承認されたところです。
この事業には、次のような利点があります。
・これまで保護者負担としてきた教材費などを、町教委から各小中学校に一括して補助することにより、保護者の経済的な負担を軽減する。
・小中学校への補助の形をとることにより、教職員の金銭徴収や会計事務の負担等を軽減する。

昨年度の町内小中学校の教材費等の実績をもとに事業を計画しており、補助対象は、教材として児童生徒全員が必要とするもの又は学校生活を送る上で必要とするものとしております。
市販のドリルやテスト、資料集、副読本、学習帳、教材セット、スポーツ振興センター共済掛金、生徒会費などを対象とし、小学生一人当たり年間2万円、中学生一人当たり年間2万5千円を補助することとしております。
なお、PTA会費、中学校部活動後援会費、卒業アルバム代金、調理実習費、ノート、絵の具、習字道具等個人に帰するものは補助の対象外とします。

県内の各市町とも、副読本など教材費の一部を補助していますが、町内全小中学校児童生徒を対象に教材費などのほとんどを補助し、保護者負担をなくそうとする取組は、県内では初めてのことであると思います。

伊方町・伊方町教育委員会は、この事業の他にも学校給食費の半額補助や、町内の高校生への毎月の修学支援など、伊方町独自の施策で保護者の皆様の子育てを支援し、「町の次代を担う子どもたちの育成」に努めております。

・この事業について、保護者の皆様の特別な手続きは必要ありません。不明な点がある場合には、教育委員会学校教育係にお問い合わせください。