くらし 今月の あの人この人

■「無我夢中で」
梶原 武久 さん –串–
梶原武久さんは、佐田岬の海で、建て網漁業をしています。
以前は素潜りでサザエやアワビ、ウニなどを狙う海士をしていましたが、60歳の頃に網士に転業しました。三崎地区で最初に建て網漁業を始めたのは梶原さんのお父さんで、その跡を継いで無我夢中で働いたそうです。
建て網漁で獲れる魚は季節によって様々で、9月1日からは伊勢えび漁が解禁になります。三崎は県内1番の伊勢えびの漁獲量を誇り、愛媛県で獲れる伊勢えびのおよそ7割が佐田岬の海で獲れたものです。
梶原さんは30mほどの長さの網を昼に仕掛けて、次の日の朝、海からあげます。夜行性の伊勢えびが夜中の内に網に入ってくるそうです。1回の漁で網は破れてしまうので、漁に出ない時は倉庫で破れたところを修繕しています。
現在84歳の梶原さんは、「漁は体が慣れてるから大丈夫だけど、変わった仕事やいつもはしてない力仕事はこたえますね。漁業は若い人が足りませんが、このまま終わるより、入って跡を受け継いでほしいですね。」と話していました。
今年は初の取り組みとして、町内の飲食店で、地元で獲れた天然伊勢えびが味わえる、佐田岬伊勢えび祭も9月5日から10月31日まで開催予定です!

■八西CATV放送日
9月1日(月)18:30〜
放送を見逃した方必見!
伊方町公式YouTube「佐田岬チャンネル」で今までの「あの人この人」の動画が見れます!