子育て 第3回高校生海外語学研修団 体験記

伊方町の高校生5名がオーストラリア・シドニーへ派遣されました。7月26日から8月10日までの約2週間、ホームステイをしながらマッコーリー大学での語学研修に参加し、多くの事を学びました。学校でも家庭でも英語漬けの日々を過ごし、現地でしかできない体験ができました。参加した5名の体験記をご紹介します。

■『学びと出会いの2週間』
この夏休みに二週間、オーストラリアのシドニーで語学研修に参加しました。授業では良いスピーチについて学び、形容詞や副詞の使い方や話し方を練習し、最終日には自分の好きなテーマでスピーチをしました。他にも多くの体験をしましたが、特に印象に残ったのは現地の高校生との交流とホームステイです。高校ではバディとブーメランを作り、会話や握手を通してフレンドリーさを実感しました。
ホームステイ先では夕食時に英語で会話し、間違いを丁寧に教えていただきました。人々の優しさに触れ、異文化交流の楽しさを感じ、英語をさらに学びたいという思いが強まりました。
八幡浜高等学校2年生 小枝 稜空

■『まだ見ぬ世界へ』
今回の語学研修での日本では決して味わうことのできない貴重な経験は、私の価値観を一気に変えてくれました。この研修は「外交官」という僕の夢を加速し、なおかつ地域活性化のアイディアをくれるのではという気持ちで参加しました。
私がオーストラリアに行くと決まったときは本当に現実なのかと思っていましたが、オーストラリアに着き、周りを見渡したとき現実だとわかりました。空気も風景も日本とは何もかもが異なりました。現地の人と出会い、最初は何を言っているのか聞き取れず、この先大丈夫なのかなと不安になりましたが、それは杞憂に過ぎませんでした。一緒に行ったみんなや、ホストファミリー、大学の先生や学生の皆さんが優しく接してくれて、「出川English」で最大限私の英語を話すことができました。
三崎高等学校3年生 中村 吏騎

■『新たな視点』
初めの海外でとてもワクワクしている自分が居ると同時に、英語を使ってコミュニケーションを上手く取れるか心配している自分が居ました。そのためオーストラリアでの初めの二日間は自分から積極的に話せませんでした。しかし、このままでは来た意味がなくなってしまうと感じ、それ以降自身でホストファミリーや現地の人と積極的に話すようになりました。すると、少しずつ英語が上達している実感が湧いてきて、日常会話などの会話ができるようになり、とても楽しい研修になりました。
三崎高等学校3年生 武田 兼太朗

■『研修を通して感じたこと』
普段学習しているアメリカ英語とイギリス英語がどこまで異なっているか不安でしたが、似ている部分が多く安心しました。講義では、人前で話すときにはジェスチャーなどの多様な手段を加えて伝えるのが良いということを学びました。先住民の文化体験では、自然を大切にしていることに感動しました。現地の高校生との交わりを通してオーストラリアの人、冬の温かさに触れるとともに、日本の素晴らしさも改めて実感しました。自分を成長させるために大変充実した研修でした。
八幡浜高等学校2年生 松下 大弥

■『慢心と成長』
私は今回この海外語学研修に行った18人の中で一番緊張していなかったと胸を張って言えます。そして一番慢心していたと思います。私は海外渡航や一人生活も経験があったため、全て大丈夫と考えていました。しかし実際はそんなに甘くはなく、周りには私より幼いにも関わらず英語を堪能に喋ることのできる子たちがいました。そんな中でも私は言語の壁を作らず、話すことを諦めないようにしました。それを経て私は成長したと自信を持ってここに綴ることができます。
三崎高等学校2年生 佐伯 結衣