- 発行日 :
- 自治体名 : 愛媛県伊方町
- 広報紙名 : 広報いかた 2025年11月号
教育Newsでは、伊方町教育委員会の取組や情報、各学校の紹介や教育関係行事等をお知らせします。
■ふるさと学習を推進するために
伊方町教育委員会は、ご承知のように「ふるさと愛いっぱいの人材(人財)が育つまちづくり」を基本目標に、ふるさと教育・ふるさと学習を教育の柱として取り組んでおります。各小中学校とも、カリキュラムの中にふるさと教育を位置づけ、力を入れております。
先日、伊方町の総合計画に向けたアンケートを町内の中学校にお願いした結果が出ました。その中で、「あなたは、ふるさと伊方町に愛着はありますか」という質問に、肯定的な答えが86.7%でした。ちなみに5年前のアンケートでは91.4%であったことを考えると、5%近く下がっており、残念な結果でした。ただ、「あなたは今後も伊方町に住み続けたいですか」の問いには、「住み続けたい、また、戻ってきたい」が44.1%で5年前は39.1%でした。逆に5%増えております。とても嬉しい結果が出ております。
人口減少、少子化は伊方町の最も大きな課題となっております。ふるさと教育やふるさと学習推進のため、昨年度、小学校副読本「伊方のくらし」を改訂しました。本年度は、小中学校全学年での道徳のふるさと教材の導入を目指して現在、作成を行っています。また、ふるさと教育の指導の中心は教師ですが、コロナ禍もあって、伊方町や地域をよく知らない教職員が増えております。そこで、伊方町のよさを知るため、教職員の「伊方町巡り」を10月5日(日)に開催しました。当日は天候に恵まれ、三机の須賀公園や井野浦の石垣、裂織り見学、名取の祭り(神楽)見学など自然や伝統文化などを見て回りました。参加した皆さんは、改めて伊方町のよさに気づき、子どもたちのふるさと学習の充実について語っていました。
伊方町の自然環境の状況を知るために、大久海岸で海岸清掃を行うなど、今後も様々な計画を考えております。
「ふるさとの力になり支えになる人材の育成」に、今後ともしっかり取り組んでまいります。
