- 発行日 :
- 自治体名 : 高知県日高村
- 広報紙名 : 広報ひだか 2025年7月号 No.679
【能津小学校】
▼能津の自然から学んでいます!
能津小では、能津の山や川の自然から学ぶ学習が一年を通じてあります。その代表的なものは、毎年2月ごろに山から学ぶ学習「裏山で行う間伐体験・木の工作」を行っています。川から学ぶ学習では「環境学習とアユの放流」で、5月ごろに行っています。この他にも、梅とり、えびもじ、ぎんなんひろい、しいたけコマ打ちなど、能津の自然の恵みも子どもたちの大切な学習となっています。これらの中から、今年も5月中旬に行った「環境学習とアユの放流」の学習活動を紹介します。
▽環境学習・水生生物
この環境学習は、「高知エコらぼ」の仁尾先生を講師に、学校前を流れる仁淀川にすむ水生生物を採って調べる川の学習です。
河原を歩いて現地に着くと、川の活動の注意などを聞き、さっそく川に入りました。5月なので、まだまだ川の水は冷たかったですが、子どもたちは元気。ライフジャケットにあみとバケツを持って、生き物を探しました。勢いよくジャブジャブ入っていく子、石をはぐりながらじっと探している子…。ゴリなどの小さな魚やヌマエビ、カゲロウやトンボ等の昆虫の幼虫、たくさんの生き物と出合えました。きれいな仁淀川だからこそできる学習です。
▽アユの放流
このアユの放流は、エコサイクルさんと仁淀川漁協の協力で、毎年行うことができています。水生生物の学習のすぐあと、少し場所を移動して、アユの放流を行いました。漁協のトラックで運ばれてきた200kgの稚アユをバケツで仁淀川に放流していきました。子どもたちは、バケツから出て元気に泳いでいくアユを見送りました。自然の恵みや命の大切さを考える機会の一つになっています。