- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県飯塚市
- 広報紙名 : 広報いいづか 令和7年9月号
◆こども基本法を知っていますか?
2023年4月「こども家庭庁」の創設とともに「こども基本法」が施行されました。
その背景には、今の日本が抱える深刻な社会問題があります。
例えば、「少子化の加速」「児童虐待の増加」「こどもの貧困や不登校」など。
こうした課題に対応するため「社会全体でこどもを支える仕組み」を作ろうと、「こども家庭庁」と「こども基本法」ができました。
「こども家庭庁」の最大の目的は、「こどもまんなか社会」の実現です。これは、「こどもの最善の利益を第一に考え、こどもに関する政策を社会の中心に据える」という考え方です。
「こどもまんなか」という言葉は、こどもたちが社会の中心にいることをイメージさせる素敵なスローガンですね。
「こども基本法」は、すべてのこどもが幸せな生活を送ることができる社会をめざして、社会全体で、こどもに関するとりくみを進めるためにつくられました。
また、こどもの権利を保障し、国や自治体がこどもの意見を聞くことを義務付けています。
◇こどもの人権に関して、特に問題であると思うものは…?
(2024飯塚市人権問題市民意識調査結果より。飯塚市HPでも公開中)
市民の皆さんが1番問題だと思うものは「いじめ問題」でした。2023年度の全国のいじめ認知件数が732,568件(対前年度で50,620件増)で過去最高を更新しました。
なかでも問題になっているのが「ネットいじめ」です。こどもたちがスマートフォンやパソコンを使うようになって、SNS上での誹謗中傷や仲間外しが増えています。また、まわりにいる大人がこどもの交友関係に気づきにくい状況にあることも問題を深刻にしていると言われています。
家庭でスマートフォンをこどもに持たせる時は使い方のルールを親子で話し合って決め、こどもがまちがった使い方をしていないか、大人が点検管理する(こども任せにしない)ことが大切です。
みんなの人権110番【電話】0570-003-110
こどもの人権110番【電話】0120-007-110
女性の人権ホットライン【電話】0570-070-810
インターネットでも相談を受け付けています。
詳細はホームページからご覧いただけます。
問合せ先:人権・同和政策課
【電話】0948-26-1178