子育て 市役所が始めた新しいコト New Things

■子育てしやすいまちへのキックオフ! 6つの新サポートがSTART
◆妊娠期
いわゆる「ふたご」「みつご」など、2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠することを多胎妊娠といいます。喜びもたくさんある一方、妊娠時のリスクや複数の子どもを同時に育てていくことは、身体的にも経済的にも負担が大きいものです。
まず、妊婦健診の回数が単胎妊娠(1人の赤ちゃんを妊娠すること)よりも多くなり、健診の費用がかかります。市が助成する妊婦健診も通常14回分となっていますが、新しいサポートでは多胎妊娠の場合、追加で5回分(1回あたり約5千円)の妊婦健診を助成します。
また、単胎妊娠、多胎妊娠にかかわらず、妊娠中の歯科健診に係る費用(1回で金額の上限あり)も助成します。受診に必要な書類は、市役所で母子手帳を交付する際にお渡しします。

◇あなどれない妊娠中の歯周病・虫歯
妊娠中は、環境や食生活をはじめとする生活の変化が、免疫力などお口の中の状態に影響し、歯周病や虫歯が発生・進行しやすくなると言われています。これらの病気は早産や低出生体重児のリスクが高まるとも報告されていますので、歯科健診を受診しましょう。

【ID】0002216/0034849

◆産後期
出產を終えて、いよいよ赤ちゃんとの新しい生活がスタート。しかし、妊娠と出産によってお母さんの身体には大きな変化が起きており、すぐに元の状態に戻るわけではありません。妊娠期と同様に身体的な負担と不安、経済的な負担もあります。
産後間もない時期のお母さんの身体や心の健康状態を把握する産婦健診(2週間と1か月の2回)と、病気の早期発見、早期治療、発育・発達を確認する赤ちゃんの健診(1か月)も助成します。
生まれてくる赤ちゃん1000人のうち、1人〜2人は生まれつき耳が聞こえていないことがあると言われています。早期発見し、適切なサポートをしてあげることが、赤ちゃんの言葉と心の成長に大切です。新たなサポートにより、検査に必要な費用(約5千円)も市が助成します。

◇新たなサポートのまとめ
・2人以上の赤ちゃんを同時妊娠しているお母さんの追加健診費用を助成
・妊娠中の歯科健診費用を助成
・赤ちゃんの耳の検査費用を助成
・出産後のお母さんの健診費用を助成
・赤ちゃんの健診費用を助成
・グリーフケア

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◆分かち合う
人は、自分の世界観が変わるほどの変化には、心の準備ができないようになっています。流産や死産を経験すると、その喪失感と現実を受け止めようとする試みで気持ちが揺れ動き、身体を含め不安定な状態となってしまいます。この状態を「グリーフ」と呼びます。悲観や深い悲しみを意味する英単語で、特に愛する人と死別した際の悲しみを指しています。そして、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。
以前は家族や生活の中で自然と悲しみが癒されていくことがほとんどでしたが、社会の変化によって、その悲しみを1人で抱え込んでしまうお母さんが増えています。悲しみは共有できないと、グリーフが長期的になり、周囲からの孤立を招きかねません。
新しいサポートでは、そのような経験をされた方が、お互いの経験や悲しみをお話しする「機会」と「場」を提供します。本紙二次元コードから詳細をのぞいてみてください。
(委託先)花はすグリーフケアカフェ行橋
【ID】0036468

問合せ:子育て支援係
【電話】内線1188

■多様性を認め合うまちに パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度
◆大切な人と、自分らしく
実際に、家族と心に誓い共に生活しているにも関わらず、性的マイノリティを理由に婚姻届けの受理が認められていないのが現在の日本の現状です。法律上、世帯とみなされないことから、行政サービスや民間サービスの制限を受け、差別や偏見の対象となってしまうことが問題とされています。
行橋市では、推計7,000人の性的マイノリティの方が暮らしているとされています。性的マイノリティのカップルやその子が、大切な人と安心して暮らすことができるよう、新たに「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度」を導入しました。これにより、これまで制限されていたサービスが受けられるようになりました(右記)。多様性を認め合い、自分らしく大切な人と安心して暮らすことができるまちをめざし、今後もサービスの拡充を図ります。
また、福岡県や県内の他自治体、佐賀県の一部自治体と協定を締結しており、さらに188自治体が加入する連携ネットワークにも参加しています。転出・転入の手続きの際に、自治体間で連携してサポート体制を整えています。

◇宣誓できる人
18歳以上の性的マイノリティの方で、市内在住または転入予定、配偶者がいないことや他の者とパートナーシップの関係がないこと等、宣誓できる条件があります。まずはお問合せください。

◇手続き
1.事前予約
2.宣誓書の提出
3.宣誓書受領証および宣誓書受領カードの交付(カードの提示で新たなサービスの提供が可能)

◇行政サービス
各種証明書の交付、保育所の入所申込や要介護認定の申請等、全部で31種類の行政サービスが受けられるようになりました。詳細は市ホームページよりご確認ください。

◇民間サービス
医療機関、不動産(物件の斡旋や賃貸住宅の入居)、住宅ローンや生命保険などの分野をはじめとして、家族同様のサービスが受けられます。詳細は本紙二次元コードからご確認ください。

問合せ:人権政策課
【電話】内線1332
【ID】0036324