くらし こんにちは 保健師です

■みんなで守(まも)ろう 大切(たいせつ)ないのち~3月は自殺対策強化月間です~
3月は例年、1年の中で最も自殺者数が多いことから、「自殺対策強化月間」として国、県、市や関係団体が連携し、協力しながらさまざまな取り組みを行っています。
今回は、自殺対策に取り組むうえで重要な存在であるゲートキーパーと、こころのセルフケア方法を紹介します。

▽日本の自殺の現状について
日本の自殺者数は年間およそ2万人で、以前と比べて減ってきてはいるものの、先進国の中では依然として高い水準となっています。また、近年、子どもや若者の自殺者が増えており、令和6年には527人と過去最多となっています。

▽ゲートキーパーを知っていますか?
「ゲートキーパー」とは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守ることができる人のことを言います。特別な資格は不要で、心がけ次第でだれでもゲートキーパーになることができます。ゲートキーパーとしての大切なポイントは4つあります。
(1)気づき…家族や周囲の人の変化に気づいて声をかける
(2)傾聴…本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
(3)つなぎ…早めに専門家に相談するよう促す
(4)見守り…あたたかく寄り添いながら、じっくりと見守る
※4つのうちどれか1つだけでも、悩んでいる人にとって大きな支えになります。

▽こころのセルフケア方法を知ろう
不安や緊張が強くなると、呼吸が浅く、速くなり、心臓もドキドキします。そんな時には、「深い呼吸」を心がけてみましょう。
(1)背筋を伸ばし軽く目を閉じ、おなかに手を当てます。
(2)頭の中でゆっくり3秒数えながら、まずは息を口から吐き出します。
(3)息を吐き出せたら、同じように3秒数えながら、息を鼻から吸い込みます。
※息を吐くときにお腹がへこみ、息を吸うときにお腹が膨らむことを意識すると、より深い呼吸ができるようになります。5~10分ほど繰り返しましょう。

▽相談窓口一覧
一人で悩まず、お気軽にご相談ください

問合せ:健康推進課
【電話】920-8611