- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県筑紫野市
- 広報紙名 : 広報ちくしの 令和7年4月号
「住みたいまち日本一」をめざして、市では市民の皆さんの生活が改善するようなさまざまな事業や取り組みを行っています。
ここでは、本市が令和6年度に行った事業の一部を紹介します。
■地域の移動に新たな答えを
▽AIデマンドバス「筑紫野のるーと」の実証運行スタート
新たな交通体系を確立するために、またバス運行会社の運転士不足などの問題を受けて、山口地域と市街地地域を結ぶ形でAIデマンドバス「筑紫野のるーと」の実証運行を開始しました。
地域での利用説明会や、複数の予約方法を設けるなどして、誰もが利用できる環境を整え、1月27日(月)の実証運行開始から2月末時点で、214人が利用しました。
令和7年度以降に本格運行に移行し、今回の実証運行の検証も行った上で、他地域への展開を検討し、地域交通の課題解決をめざしていきます。
▽筑紫野のるーと利用者 𠮷井照子さん
サークル活動に参加するために利用しています。以前は20分以上歩いていましたが、より負担なく参加できるようになりすごく便利になったと感じています。
■子育てへの支援を手厚く
▽「こども部」の設置で子ども施策を力強く推進
健康福祉部を再編し「こども部」を新設。子どもに関する手続きの窓口を市役所の2階に集約し、子どもや子育てに関するさまざまな取り組みを積極的に進めており、待機児童解消に向けた150人定員の保育所の整備(令和7年4月開所)や、届出保育施設への補助制度の新設などに取り組みました。
また、従来の子育て世代包括支援センターと家庭児童相談室の機能を集約し、新たに「こども家庭センター」を設置し相談員も増員しました。産後ケア事業の拡充も行い、妊娠、出産、子育ての切れ目ない相談支援体制を築いています。
▽こども家庭センター職員 鈴木まなみ相談員
妊娠、出産、子育てへの支援がより重要視される中、こども部になったことによりこれまで以上に連携が取れやすくなり、効果的な支援ができるようになりました。
■もっと愛されるように
▽可愛くなったつくしちゃんが市の魅力をPR!
市のマスコットキャラクター「つくしちゃん」。より皆さんに愛されるキャラクターとなるようにリニューアルを行いました。
新たなつくしちゃんは第90回市祭「二日市温泉と観月会」にてお披露目し、祭の盛り上がりに大きく貢献し、その後も市内外問わず、さまざまな行事やイベントに参加して、市の魅力を広く発信しています。
つくしちゃんの名前を冠したアンテナショップ「つくしちゃんカフェ」もオープンしました。
▽九州産業高等学校3年生 山岸実紅さん
新しく生まれ変わったつくしちゃんは学校内でも可愛くなったと評判です。学校イベントなどでも活用させてもらっていますが子どもたちの人気もとても高いです。
■スポーツの魅力と楽しさを
▽「筑紫野市スポーツ推進計画」を策定
アンケートや審議会など、多くの市民の皆さんからいただいた意見をもとに、すべての人がスポーツを楽しめるよう、「筑紫野市スポーツ推進計画」を策定しました。
スポーツを見る・楽しむ機会として、協定を結んでいるプロサッカーチーム、アビスパ福岡と協力し、「筑紫野市応援デー」と銘打った試合を令和6年5月に開催しました。
令和6年6月にはプロバスケットボールチームのライジングゼファー福岡とも新たに協定を締結し、3月に同様に「筑紫野市応援デー」を開催しました。
▽エスコートキッズ 安武陸さん
試合前には田代選手(筑紫野市アンバサダー選手)とハイタッチすることができ、エスコートキッズとして好きな選手と手をつないで入場することができたのでうれしかったです。
■学校にICTの力を
▽市内小中学校のICT環境を改善
市内小中学校の各教室にWi-Fi機器を整備し、よりスムーズに授業でインターネットを利用することができるようにしました。
また、教職員の業務用パソコンの入れ替えを行いました。新しく入れ替えたパソコンは、タブレット端末に切り替えができるもので、授業にもより積極的に活用できるようにしました。これにより、教職員の負担軽減を図り、教職員がより児童生徒とふれあう時間を作ることができるようにしました。
▽筑山中学校 岡村覚先生
授業中の生徒の回答やアンケートがオンラインで簡単に集約できるようになりました。
生徒の学習への興味・関心も上がり、授業の質が上がったと思います。
問合せ:秘書広報課