くらし 市民の皆さまへ 大切なお知らせ

◆古賀浄水場を廃止します
昭和49年に建設された古賀浄水場は、現在50年が経過し老朽化が進んでいます。このまま使い続けるためには建て替えが必要で、それには多額の費用が必要となります。
浄水場は、川やダムからの水を浄水処理する施設ですが、古賀市では近年の渇水などの影響で浄水場で水を作ることが難しくなっていました。現在、古賀市のほとんどの水は他団体からの受水で賄(まかな)っており、古賀浄水場で作っている水は20%程度です。
多額の費用をかけて浄水場を建て替えるよりも、他の団体から安定した水を受水することで安全・安心な水供給ができ、健全な水道事業の継続が可能となるため、令和7年7月1日で浄水場を廃止することになりました。

◆浄水場を廃止したら?気になることをまとめました。
Q.私たちの水はどうなるの?
A.古賀市が浄水場で作っていた20%分を他団体から受水することになります。これまでよりも安定して水源を確保することができます。

Q.水道代は高くなるの?
A.浄水場の建て替えが必要なくなると、建設費用を利用者が負担する必要もなくなります。浄水場で水を作るよりも安くて安定した水が確保できるので、当面は水道代を値上げせずに事業を続けられます。

Q.蛇口から出る水は変わるの?
A.ご家庭の蛇口からは、これまでどおり、水道法第4条に基づく水道水質基準に適合した安全で良質な水が出ます。

Q.これからの古賀市の水道はどうなるの?
A.古賀市の水道は昭和30年に創設し、これまでに10回の拡張を行ってきました。現在は、老朽化した管路を地震に強い新しい管路に更新しながら、安全安心な水供給を行っています。今後も老朽管の更新や漏水調査を継続し、強靭な水道を維持していきます。

Q.災害への備えは大丈夫なの?
A.浄水場を廃止し、全量受水した状態で万が一災害が起こった場合は、北部福岡緊急連絡管※を利用して、一日に必要な水を確保することができ、より安心に災害に備えることができます。

※北部福岡緊急連絡管
福岡市と北九州市を結ぶ広域水道管で、渇水や自然災害、大規模テロ、施設事故などの緊急時における水道用水の相互融通を目的としています。

古賀市は、これまで川やダムの水を使って浄水場で水を作ってきましたが、その水源はとても不安定なものでした。
浄水場を廃止することで古賀市が水を作ることはできなくなりますが、他団体からの受水により、今後の安定した水供給や事業費の削減、災害への備えも一層安心できるものになります。
古賀市の水道事業経営の基盤強化のため、今回の決定に至りました。市民の皆さんのご理解とご協力をお願いします。

問合せ:上下水道課
・浄水場に関すること
上水道係
【電話】092-942-1118
・料金に関すること
総務・上水道管理係
【電話】092-942-1129