- 発行日 :
- 自治体名 : 福岡県志免町
- 広報紙名 : 広報しめまち 2025年4月号
■小学生のお悩み・居場所志免サポート
新しい小学校生活に胸を膨らませつつ、期待とともに不安も感じる新一年生。
子どもの成長を見守る中で悩みが出てきたときに、活用できる志免町のサポートや子どもの支援をご紹介!
全国的に、小学校に通いたくても通えない子や居場所がないと感じる子が増えている昨今。志免町では、子どもたちとその家族が安心して暮らせるようさまざまな取り組みを行っています。
特に、学校や家以外でも子どもたちが心豊かに過ごせるよう居場所づくりに注力。学童保育所や公民館など地域の大人があたたかく見守り、子どもたちが安心できる環境を整えています。こうした居場所は、友達と遊んだり、地域の人と交流したりできる大切な場。自分らしく笑顔で過ごせるよう町全体で支えています。
◇学童保育所(放課後児童クラブ)
就労などにより保護者が昼間家庭にいない児童を対象に、遊びと生活の場を提供する学童保育所(放課後児童クラブ)を町内の各小学校に設置しています。ここは、子どもたちが安心して帰ってくる「第二の我が家」。ただの居場所ではなく、他学年や地域の人との交流、季節のイベントを通して、楽しく学びながら成長できる場です。
お稽古事とは異なり、子どもたちが自主的に考え、のびのびと活動できるよう、安全な環境のもと支援員があたたかく見守っています。また、子どもたちが自主的に宿題に取り組む学習時間が設けられているため、帰宅後も忙しい保護者の手助けになります。家庭での負担を軽減し、生活リズムを整えるためにも、学童保育所を上手に活用してください。
問い合わせ:志免町学童保育運営事務局
【電話】092-935-7484
◇チャレンジひろば
志免町ならではの子どもの居場所が、夏休み限定の地域子ども教室「チャレンジひろばin中央・南・東・西」です。単なる預かりの場にとどまらず、子どもたちが様々な体験を通じて成長のきっかけを得られるプログラムになっています。
志免町在住のボランティア指導員を中心に、学習支援や宿題サポートに加え、伝承文化や地域の交流を大切にした活動を予定。夏休みの宿題をきちんとしながら、レクリエーションや昔の遊びなど、楽しい時間をチャレンジひろばで過ごしましょう。
詳細・問い合わせ:
チャレンジひろば
期間:夏休み期間中
※土日祝日、お盆休みを除く
時間:9時~16時
参加費など詳しくは、5月中旬以降に学校を通して申込書を配布します。
※各地域、人数制限あり
社会教育課社会教育係【電話】092-935-1419
◇こども食堂
子どもたちが安心して温かい食事を楽しめる「こども食堂」は、誰でも利用できる大切な居場所。無料または低価格で美味しいごはんを楽しめるだけでなく、友達と触れ合ったり、地域の大人と話したり、ほっとできる時間と場所を提供しています。
志免町には、子どもも大人も遊んで学べるみんなの居場所「いこうや」と、芸人のとんこっちゃん・ふじ子さんが主催する「おかわり食堂〜うま一本〜」の2カ所があります。
どちらも経済的に困っているかどうかは関係ありません。気軽に足を運んでください。
詳細・問い合わせ:
みんなの居場所「いこうや」
(昼ごはん)毎月第1土曜日11時30分~13時
(夜ごはん)毎月第3金曜日17時~18時30分
場所:シーメイト2階志免町大字志免451-1【電話】090-7534-5375
料金:大人100円、小学生50円、未就学児無料(保険料含む)
おかわり食堂~うま一本~
毎月第1木曜日17時~19時30分※Instagramにて予約制
場所:志免町志免1-1-1【電話】080-3948-8139
料金:大人500円、子ども(18才まで)無料
◇子どもの権利相談室
子どもの権利相談室『スキッズ』は、困っていたり、悩んでいる子どもたちのための相談窓口です。「嫌なことをされた」「やる気が出ない」といった気持ちを聞いて、どうすれば自分らしく過ごせるのか、子どもの権利救済委員や相談員が一緒に考えてくれます。子どもに関することなら、大人も相談可能です。もちろん秘密は厳守。大したことじゃないかもと悩まず、気兼ねなく連絡してください。
問い合わせ:子どもの権利相談室『スキッズ』
火・木…13時~19時、土…10時~17時
場所:シーメイト【電話】0120-928-379
※電話でも直接来館しての相談もOK
◇志免町適応指導教室
小中学生を対象とした適応指導教室『ぐんぐん』は、学校に行けない子どもたちのための居場所。一対一を基本に、一人ひとりの特性や学習進度に合わせた多様なサポートを行っています。相談方法は、電話、直接来訪のほか、学校やケースワーカーなど関係機関からの紹介などさまざま。不登校などの悩みを抱える子どもや保護者の相談窓口にもなっています。
支援では、子どもの特性や性格をよく観察し、その子に合った学びを探ることからスタート。最初は表情が硬かった子も、徐々に明るくなり、意欲的に学習するようになることが多いそう。そのために大切にしているのは、子ども主体の支援。子どもの声を聞いて「いいね、やってみよう」と前向きに寄り添うスタッフがそろっています。
友達と比べてできないことは悪いことではなく、それぞれのペースが大切。志免町には子どもの権利保障のために助けてくれる人や機関がたくさんあるので、困ったときは一人で悩まず、いつでも相談してください。
問い合わせ:志免町適応指導教室『ぐんぐん』
【電話】092-577-4098
場所:志免町坂瀬21-1
※見学の際は必ず事前にご連絡を
◇不登校支援
様々な理由で学校に通うことが難しい子どもたちがいます。教室に足を運べなくても、学びたい気持ちは同じ。そこで、各学校に校内教育支援室を設置し、教室に入ることに不安を感じる子どもたちを受け入れています。あたたかな雰囲気の中で個別指導を行い、安心して学ぶエネルギーを充電できる居場所です。また、一人1台持っているタブレットを使って自宅と学級をつなぎ、オンラインで授業参加もできます。
さらに、担任をはじめとする教職員が連携し、情報を共有しながら保護者との教育相談を実施。心理の専門家であるスクールカウンセラーや、福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーによる相談も行っています。加えて、ケースに応じて教育相談室での電話相談や来室相談など、支援の充実を図っています。
問い合わせ:教育相談室 志免町役場学校教育課内
【電話】092-936-4154