くらし 地域包括支援センターの紹介

■「地域包括支援センター」をご存じですか。
地域包括支援センターは、高齢者の総合相談窓口で、役場の高齢者支援課にあります。高齢者の皆さんが、安心して生活できるように介護・医療・福祉の専門職がチームとなって相談や疑問にお答えします。

◇例えば、こんな相談ありませんか。
(助言内容は、ほんの一例です。個人の状況によって内容は異なります。)
・最近、転びやすくなった。リハビリをした方がいいのかな。
⇒電話や窓口、ご自宅への訪問などにより、ご本人の様子や転びやすくなった原因をお伺いし、日常生活での助言や介護サービス等についてご本人の状況に応じたアドバイスを行います。ご本人の状況が虚弱状態と判断されれば、介護認定を取得せず、3か月間の短期間のリハビリを受けることも可能です。

・娘から「物忘れが増えた」と言われた。普段の生活でどんなことに注意したらいいの。
⇒物忘れ=認知症ではありません。物忘れと認知症の違いについてご説明し、不安の軽減や普段の生活の困りごとの解消について支援します。認知症と診断を受けた場合でも、ご自宅で自分らしく暮らせるように支援します。

・夫の認知症が気になる。デイサービスに行かせたいけれど、夫は介護認定の取得を拒否している。どうしたらいいの。
⇒ご自宅を訪問し、認知症の状態やご家族の困りごとをお伺いします。ご本人の気持ちや家族の気持ちに寄り添いながら、最善の方法を一緒に考えていきます。一度の訪問で解決する内容ではないため、複数回やり取りをしながら、ご本人や家族が孤立することのないよう支援します。ご自宅への訪問が難しい場合、電話やメールなどでのご相談も可能です。

・一人暮らしで心細い。同世代の人と話すと安心するけれど、近くにそういうところがあるか知りたい。
⇒外出が可能な方には、地域のサロンやシニアクラブ、介護予防教室など身近な通いの場をご紹介します。外出が難しい方には必要に応じて見守りサービスのご案内が可能です。

■些細なことでも構いません。まずは、地域包括支援センターにご相談ください。
◇総合相談(高齢者に関するさまざまな相談)
・介護やサービスに関する相談
・認知症や物忘れの相談
・独居や高齢者世帯の相談
・在宅医療に関する相談など

◇介護予防ケアマネジメント(介護予防のための支援)
・要支援者へ介護予防ケアプランを作成
・事業対象者への支援

◇権利擁護(高齢者の権利を守ること)
・金銭管理ができず困っている
・成年後見制度の利用に関すること
・虐待や虐待ではないか?の相談
・消費トラブルの相談

◇包括的・継続的ケアマネジメント(地域のネットワーク形成)
・地域のケアマネジャ-の支援
・多職種連携事業
・高齢者が住みやすい環境や地域づくりのためのネットワーク構築

◎粕屋町地域包括支援センター(粕屋町役場1階 高齢者支援課内)
高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるために介護・保健・福祉の専門職が相談をお受けします。
【電話】938-0229(祝日除く、月~金曜日8:30~17:00)

問い合わせ:粕屋町高齢者支援課地域包括支援係(地域包括支援センター)
【電話】938-0229