子育て れいんぼー便り(40)

≪人と人とがつながり、支え合う地域をみんなでつくるために≫

日々成長しているこどもの身体と心。できることも増え、その成長を見届けることは親としての何よりの喜びですね。身体と心の成長だけでなく、こどもの「脳」も段階的に成長しています。脳の成長に合わせた良い刺激を与えることで、本来こどもに備わっている能力を引き出すことができると言われています。
今回は、「ことば」を育むために、どの時期に、どんな刺激を与えることが大切なのかをまとめました。ぜひ、子育ての参考にしてみてください。

【ことばを育むための育脳】
0歳~3歳:基本の 生活習慣や愛情形成を育む時期
〇視覚や聴覚などの「五感」が発達する時期
・太陽の動きに合わせた起床・就寝
・おいしい食事
・ふれあいや声かけ
・散歩の刺激 など
・遊びの中に歌や楽器を取り入れる
・たくさんの読み聞かせ

3歳~7歳:思考や運動機能の発達が成長する時期
〇手指や身体の器用な動きを取り入れた遊びや、正しい姿勢で正しく筋力を使う運動がおすすめ
・紙を折る
・はさみで切る
・のりで貼る など
・なわとび
・キャッチボールなど
→空間認知能力を伸ばす効果が期待できる

7歳~10歳:情報伝達回路がさらに発達して大人の脳に近づく時期
〇自己肯定感が高まり、自立と自律が進む時期
・親子間の信頼関係をしっかり築く
・こどもの言葉に寄り添い、まずは共感
・お手伝いに責任を持たせることで、注意力、同時処理能力、段取り力、処理速度が鍛えられ、脳への刺激になる

こどもの脳の発達は、大人である親、または養育者が愛情を持ってこどもを大事に育てることと、それに対してこどもが反応することの相互作用でできあがっていくと言われています。
親子で関わり合う時間をしっかりとることで、こどもとの愛情を形成し、ことばを育むことにもつながります。

■特別支援教育推進協議会
※この協議会は、小中学校、幼稚園、保育園、教育委員会、健康課、福祉課、社会福祉協議会等の職員で組織しています。今後も「れいんぼー便り」を通して、子どもたちについての情報を発信していく予定です。