くらし 「企業版ふるさと納税」寄付事業者紹介 がんばろう!広川町!~地域を越えてつながる支援の輪~

このページでは、令和5年7月10日の豪雨災害で甚大な被害を受けた広川町に、企業版ふるさと納税で寄付いただいた事業所を紹介します。

■(株)大森屋
●消費者視点の経営を企業理念とし、時代が求める優れた製品作りを目指します。
海苔で有名な(株)大森屋は、昭和2年に総合食品メーカーとして設立されました。創業以来、生活の根幹となる食の分野で、消費者に愛される製品づくりに取り組んでいます。近年の本物志向・健康志向の強まりとともに、日本食は今や世界中の高い評価と関心を集めています。長年培った技術を活かし、広く世界に目を向け、高品質の製品づくりに愚直に取り組むメーカー。それが(株)大森屋です。

□ヒット商品「バリバリ職人」
海苔は食卓のお供という固定観念に囚われず、そのまま食べる海苔として開発されたのが「バリバリ職人」です。バリバリとした新食感が楽しめる、ウェーブ製法を創出し、一枚あたり驚きの一キロカロリー。発売以来、たくさんの消費者に愛されています。今では、海苔売り場から飛び出し、お酒のおつまみコーナーやおやつコーナー、さらには、ゲームセンターの景品としても並べられています。

□美味しい海苔を味わう喜び
海苔の美味しさや可能性を広めるため、大森屋史上初のチャレンジとして、令和4年4月におむすび専門店「のり結び」を京都にオープンしました。次なるチャレンジとして、日本の食文化を世界に広める重要な役割を担い、令和7年の大阪・関西万博に出店します。

●原点に立ち返り、同じ製品を作り続ける。それが広川工場の「使命」だから。
昭和61年、加工海苔製造工場として設立された広川工場。現在、技能実習生と特定技能実習生を含む約70人が働いており、コンビニで使用される業務用海苔や焼き海苔などを製造しています。

□広川工場長補佐の井上哲也課長と管理課の田中留美課長に、工場の役割や取り組みなどのお話を伺いました。
・広川工場の役割を教えてください。
広川工場の役割は、高品質な製品の安定供給です。ここで製造された製品は、全国のスーパーやコンビニなどに出荷されます。品質検査はシビアですが、クリアしない限り出荷できません。信頼される会社であり続けるためにも、妥協なき判断で進めています。
・工場の新しい取り組みなどはありますか?
以前は手作業で行っていた業務も、現在は大型機械での製造に変わりました。導入の背景として、品質の安定化と従業員不足の解消があります。作業の機械化により重労働の軽減を図り、離職率の低下につなげることが目的です。
そのほか、意見箱を設置して広く従業員の声を聞き、工場内の課題解決を図っています。広川工場には、コミュニケーションを大切にする風土が根付き、老若男女和気あいあいと働いています。
・この仕事のやりがい・楽しさを教えてください。
SDGsへの取り組みとして、一部のふりかけ商品で国連WFP協会が実施する「レッドカップキャンペーン」への参加とプラスチックごみの削減に取り組んでいます。
広川工場の取り組みとしては、昨年の11月に食品ロス削減の活動を行いました。これは、パッケージに傷みがある商品や賞味期限の短くなった商品を一般のお客さまへ販売する取り組みです。その時に「おいしいです」「いつも食べてます」とのお声がけをいただき、とても励みになりました。このようなお客さまのあたたかい思いを忘れず、今後も食品ロス削減活動に取り組んで参ります。

・広川工場…広川町大字日吉548-16
・本社所在地…大阪府大阪市此花区西九条1-1-60

■企業版ふるさと納税とは?
国が認定した自治体の地方創生プロジェクトに企業が寄付すると、税負担が軽減される制度です。損金算入(寄付額の約3割)と税額控除(寄付額の最大6割)を併せると、最大で寄付額の約9割が軽減され、実質的負担が約1割になります。
広川町では、協力企業を随時募集しています。詳細は、企画課企画係(【電話】0943-32-1196)へお問い合わせください。

●こんなメリットがあります!
POINT1…通常の寄付と比べ、法人関係税の控除が3倍に
POINT2…地方創生に貢献する企業として、公表・PRできる
POINT3…企業理念の達成SDGsの達成