くらし 知ってる? 赤村 知りたい? 農業 DO YOU 農? ザ・田植え

39回目を迎えた役場主催の農業体験イベント「DO YOU農?」が6月7日に行われ、北九州市などから家族連れを中心に19世帯67人が参加しました。「自然とのふれあい・心のふれあい・土とのふれあい」がテーマの赤村名物イベントは、初夏には田植えを、秋には稲刈りを中心に年2回のペースで開催中。役場や地元農家、特産物センター、源じいの森など「オール赤村」で参加者を「おもてなし」しています。

「農業体験を通じた都市との交流」により村の活性化を図ろうと、昭和62年から毎年開かれている「DO YOU農?」。子育て中の若い世帯を中心に、リピーターが長年訪れる名物イベントとなっており、今回もホームページでの募集開始からわずか2時間ほどで定員に達しました。
当日は10時の田植え体験から20時のほたる観賞に至るまで、1日を通して赤村の農業、自然、食の魅力を発信。イベントのために提供いただいたのは、地元農家の田口真介(たぐちしんすけ)さんが耕作している田んぼです。参加者たちは講師として招かれた鳥越耕輔(とりごえこうすけ)さんに手植えのコツを教わりながら、約200平方メートルの範囲に福岡県産米「夢つくし」を植えました。
午後には役場所有の畑でジャガイモ掘りやサツマイモの苗植えを行いました。今年のジャガイモはたいへん豊作で、1本のツルを引けば次々とイモの姿が。スコップを手に大粒のイモを探す参加者たちの姿が見受けられました。
途中、地中のイモを掘り起こすための農機具「ミツマタ」の安全な使い方を教えるヒーロー「ミツマタン」が登場。子どもたちはこぞって声をかけ、イモ掘りを手伝ってもらったり、一緒に写真を撮ったりと、賑やかな時間となりました。
その他にも特産物センターでのショッピングや、食生活改善推進会(食進会)による弁当の提供、源じいの森レストラン「モクモク」の料理が並ぶビュッフェ、「ほたるの会」の案内によるホタル観賞など、「食べて」「観て」「触れる」体験型のプログラムを実施しました。
今回植えた米やサツマイモは、9月に予定しているイベント「DO YOU農?ザ・みのり」にて収穫され、参加者へとプレゼントされる予定です。

▽参加者の声(事後アンケートより)
「家庭菜園の1000倍の量のジャガイモが取れました。子どもの食育につながる、とても良い体験でした。」
「スタッフがどなたも優しく、親身で丁寧。たくさんの人に支えられ、地域の温かさを感じました。」
「朝から晩まで目いっぱい遊べました。夕飯や入浴もできるので助かります。」

▽「DO YOU農?」当日の流れ
1 手植え体験
田んぼに入る昔ながらの手植え体験。指先や足裏で泥の感覚に触れながら、ロープの印に沿ってまっすぐ植えました。
2 今川公園で昼食
新緑に染まる屋外で「食進会」特製の弁当を提供。黒川智惠(くろかわちえ)会長は「まごころと愛情をたっぷり込めました」とあいさつしました。
3 特産物センターでショッピング
旬の野菜やお土産品を手に、お買い物を楽しむ参加者たち。屋外テラスでは芝生やベンチでくつろぐ様子が見られました。
4 イモ掘りandイモ植え
役場が管理する畑でジャガイモの収穫とサツマイモの苗植えを合わせて実施。参加者自身が掘ったメークインと男爵イモをお土産に。
5 木工工作
木製の簡易的なキットを世帯分用意し、ティッシュケースと子ども用のイスづくりを体験。1時間ほどで味わいある作品が完成しました。
6 源じいの森で夕食
源じいの森レストラン「モクモク」のビュッフェを提供。赤村産の豚肉やトマトなど、素材を生かしたシェフ特製の料理が並びました。
7 ほたる観賞
ボランティア「ほたるの会」の案内で村内の出没スポットを散策。夜を彩る幻想的なホタルの光に参加者から感嘆の声がもれました。

問合せ:産業建設課産業振興係 窓口(10)
【電話】内線312