くらし 男女共同参画

6月23日、今年度2回目の「男女共同参画のむらづくり審議会」による定例審議会が開催されました。
6月の男女共同参画週間の活動と広報紙への掲載記事を協議し、今後も定期的な広報活動を通じて周知を図ることが確認されました。
次回審議会会議は8月25日(月)に開催されます。

▽男女平等ランキング日本は世界で118位

出典:世界経済フォーラム「グローバル・ジェンダー・ギャップ報告書」

148カ国中118位。国際団体「世界経済フォーラム」が毎年発表している「ジェンダーギャップ指数」は、教育、健康、経済、政治の4分野から、各国の男女格差を可視化するデータです。主要7カ国(G7)では最下位で、昨年と同順位。その原因には、調査対象となる「政治」や「経済」分野で女性リーダーが生まれないことがあります。
「男女平等は、ある程度達成されいているんじゃないか」そんな感覚を持っている人は、日本では少なくないかもしれません。しかし、ジェンダーギャップ指数が示しているのは、体感としての平等”と構造としての平等”が必ずしも一致しないという事実です。

▽皆さんの家庭で考えてみませんか
令和7年6月に最新の「男女共同参画白書」を内閣府男女共同参画局が発表しました。これは全国アンケートを基に作成されたもので、近年、若い世代が進学や就職、結婚などを機に地方から都市部へ転出したのち、特に女性において、都市部に留まり地方へ戻らない傾向が強くなっていると指摘しています。
その一方で、出身地域への愛着が高く、出身地域に戻りたいと考えている女性も一定数存在しています。
「戻りたくても戻れない…」そう考える女性が多く存在している背景には固定的な性別役割分担意識が特に地方で未だに根強く残っていることにあるかもしれません。

〈性別役割分担意識とは〉
・家事、育児、介護は女性の仕事
・地域の集まりでのお茶出しは女性の仕事
・職場でのサポート業務は女性の仕事など
この意識を解消することで都市部に転出した女性が地方へ戻りやすい環境を作り出すことができます。各家庭でこのような意識が残っていないかと考えてみてはいかがでしょうか。

《知ってるようで意外と知らない男女共同参画用語》
〇LGBTQ+
性自認・性的指向を意味する英単語を用いた性的少数者の総称
・Lesbian[レズビアン]女性として女性が好きな人
・Gay[ゲイ]男性として男性が好きな人
・Bisexual[バイセクシュアル]好きになるのに性別を問わない人
・Transgender[トランスジェンダー]生まれた性と自認する性が異なる人
・Queer[クイア]/Questioning[クエスチョニング]自分の性のありかたが未確定な人
・+[プラス]その他の多様な性的指向や性自認をもつ人

〇ジェンダーギャップ
男女の違いによって生じる格差

〇ジェンダーバイアス
「男らしさ」「女らしさ」といった性別から連想されるような固定的な価値観や、それに基づいた偏見や差別のこと

〇アンコンシャス・バイアス
過去の経験や育った環境から生まれる無意識の思い込みや偏見のこと

〇ダイバーシティ
意味は「多様性」。性別や人種の違いにとらわれず、多様な人材を積極的に活用しようとする考え方のこと

〇固定的な性別役割分担意識
「男は仕事、女は家庭」「男性は主要な業務、女性は補助的業務」というように、性別を理由として役割を固定的に分ける考え方のこと

〇マタニティ・ハラスメント
妊娠・出産した女性に対する嫌がらせのこと

〇DVシェルター
配偶者やパートナーから暴力を受けた人のための緊急・一時避難所のこと

問合せ:総務課企画調整係 窓口(6)
【電話】内線711