くらし ~九州一小さな町のミライへの挑戦~さぁ「今」はじめよう「未来」のために。Vol.2

“誰ひとり取り残さない”社会を目指すための世界共通の目標が「SDGs」。
吉富町は「SDGs未来都市」に選定され、「環境にやさしい社会」「地域共生社会」「活力ある経済活動」の3つが調和した暮らしやすいまちづくりを目指しています。

【2】飢餓をゼロに
◇key word
「食品ロス」
食品ロス推計値(消費者庁ホームページ)より

まだ食べられるのに捨ててしまう食べ物の量
日本全体で約472万トン/年
※世界で飢餓に苦しむ人々への食料援助量とほぼ同等(約480万トン/年)

◇私たちができること
・冷蔵庫の中身をまめにチェック
・外食時、食べきれる量を注文する
・できるだけ賞味期限・消費期限の近いものを購入する

◇町の取り組み
・食育を通じたフードロス削減
・こども食堂の運営支援
・フードレスキュー(社会福祉協議会)

SDGsの目標2
貧困、紛争、気候変動、経済的不平等により全世界で7億人以上が飢餓に苦しんでいます。
食料の豊かな日本において、飢餓の問題は身近に感じることは難しいかもしれませんが、食品ロスや食事を十分に摂れない人の増加など、食に関する問題が認知されてきています。
また、食料自給率の低い日本では多くの食べ物を輸入に頼っているので、地元の食材を積極的に消費することで食料自給率の上昇が期待できます。食べ物の無駄を減らすなど社会全体で協力して、世界中の誰もがお腹いっぱい食べられる未来を目指しましょう。

【3】すべての人に健康と福祉を
◇key word
「健康寿命」
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

※健康寿命(令和6年吉富町調査)

◇私たちができること
・適度な運動を行う
・栄養バランスのとれた食事を心掛ける
・定期的に健診を受ける
・感染症予防を行う

◇町の取り組み
・特定健診・がん検診の実施
・乳幼児健診の実施
・各種ワクチンの助成
・健幸ポイント事業
・介護予防ポイント事業
・健康づくり講演会

SDGsの目標3
日本の乳幼児死亡率等は医療の発達により国際的にも低水準ですが、高齢化の進行により生活習慣病や認知症などへの対応が課題となっています。また、近年は社会保障費の増大がクローズアップされ、健康寿命の延伸を目指す動きが活発になっており、吉富町でもさまざまな取組を行っているところです。
今こそ自分の生活習慣を見直し、適度な運動や地域での活動へ参加するなどして、身体的にも、精神的にも、社会的にも健康的な生活を心がけましょう。