- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県伊万里市
- 広報紙名 : 広報伊万里 令和7年3月号
■『しあわせ』の根っこにあるものは
人権とは『誰もが生まれながらに持っている、人としてしあわせに生きる権利』のことです。それでは『しあわせ』とは何でしょうか。
人権問題の研修会で「しあわせに暮らすために大切なものは何か」と尋ねると、健康やお金、仕事、自由、ワークライフバランス、趣味などいろいろな答えが返ってきますが、必ず出る答えがあります。それは人と人との『つながり』です。さらに最近の特徴的な答えは『安心と安全』です。
世界では分断と格差が進んでいます。人権侵害の最たるものである『戦争』が世界の安全を脅かし、不安を拡大させています。治安が良いといわれる日本でも、無関係の人を襲う殺傷事件が頻発するなど不安が広がっています。
『幸福学』という分野のある研究者は『幸せの4つの因子』を挙げ、そのなかの一つが『つながりと感謝(ありがとう)』だと言っています。
ネット社会のいま、コミュニケーション手段は多様化し、豊かな人権社会の実現が期待されましたが、現実には極端な意見が増幅され、偽情報が飛び交うなど、インターネットによる人権侵害も社会問題となっています。人と人とが直接顔を合わせてコミュニケーションを交わす関係も希薄化していますが、私たちが暮らす伊万里では、まだ地域の中での『つながり』が健在です。少子高齢化が深刻化し、支えあう人間関係の重要性が叫ばれるいま『つながり』が求められています。一人ひとりの力は限られますが、その力が集まれば大きなものになります。誰もが安心して安全に暮らせる社会を築くために、笑顔の輪を広げましょう。
※このコーナーは、隔月のシリーズで掲載しています。これを手がかりに、家庭で人権・同和問題について話し合ってみましょう。
問合先:生涯学習課人権・同和教育係
【電話】23-3186