文化 丁永遺跡(ちょうながいせき)の出土資料が佐賀県重要文化財に指定されました

平成19年に、小城市立小城中学校で行った発掘調査で出土した年号などを刻んだ「丁亥年銘刻書紡錘車(ていがいねんめいこくしょぼうすいしゃ)」が佐賀県重要文化財(考古資料)に指定されました。
紡錘車とは中央の穴に棒を通し、繊維(せんい)に撚(よ)りをかける道具です。九州では紡錘車に文字を刻んだ例が少ないうえに、大宝律令施行以前の書式である干支(えと)表記で丁亥年と刻んでいます。
現時点では日本国内で出土した刻書(こくしょ)紡錘車のなかで最も古い年代(丁亥年=西暦687年)を刻んだもので貴重な資料です。
指定にあわせ8月31日(日)まで小城市立歴史資料館で実物の展示を行っています。
(月曜日、7月22日(火)、8月12日(火)は休館)

問合せ:文化課(桜城館 2階)
【電話】71・1132