子育て はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト

市内の公立高校5校が連携!
枠をはみ出した 自由な発想や行動で地域に貢献する
【はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト】

■新しい形の地域づくりに挑戦
2024年4月、湧水のある趣深い古民家を活用した「cafe水脈(みお)」に市内5校の有志の生徒たちが集まり、活動をスタートした「はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト」。島原の良さと、自分たちの興味関心を組合せ、島原でできそうなことを自由な発想で日々考えています。島原市出身の建築家、佐々木翔(ささきしょう)さん、島原市の社会福祉法人に勤める古賀結衣(こがゆい)さんがこのプロジェクトのアドバイザーです。
活動の中では、宮崎県日南市の商店街活性化を手がけられた木藤亮太(きとうりょうた)さんや、東彼杵の地域活性化などに注力されている森一峻(もりかずたか)さんを講師にお迎えし、ワークショップを実施しました。
その他にも、「島原を元気にしたい」という思いで約半年間で作り上げたアイデアを、市民に向けて説明したりと、学校の枠をはみ出した取り組みを進めています。
3月15日(土)の10時からは、cafe水脈前にて、市民との公開討論第2弾などのイベントを計画しています。
今後の「はみ出せ島原!高校生共創プロジェクト」にもご期待ください。

■各学校の特色を活かした取り組みも活発です!
▽島原高校
探究中間発表会では、島原城の石垣など、様々な島原の魅力を再発見しました。
国際探究では、世界の諸問題について学びを深め、英語でプレゼンテーションを行いました。

▽島原工業高校
“どこでもカフェができる”をコンセプトにMijo(みじょ)かふぇ用の家具を製作しました。木の模様を楽しめるヘリンボーン柄の天板、椅子はリラックスできるフェミニン色を採用。
また、島原城の築城400年を記念し、鎧兜の製作と研究にも取り組みました。鎧兜の起源やデザインを学びながら考案し、製作に励んでいます。
このほか、課題研究などの活動では、製作したミニ列車や3Dプリンター作品を大手門市で展示しました。

▽島原商業高校
自分たちだけでオープニングに挑戦した島商ップ。今年度はクラウドレジシステムに加え、キャッシュレスサービス導入にも挑戦!
イコモンとジオパークの探究学習では、島原半島ならではのサイクリングロードマップの作成を進めています。生成AIを使って、即座に希望のイラストを作りプリントアウトするまでを体験してもらう「生成AIdeイラスト作成」では、出来たイラストを子どもたちにプレゼント。驚きと喜びで会場がにぎわいました。

▽島原農業高校
5校の高校生共創カフェ「Mijoかふぇ」。今年は市庁舎2階で開店しました。本格派のケーキにドリンクをセットしたメニューは大好評でした。
中学校との連携探究では、三会中学校、Bunkou Farms島原とコラボして秋トウモロコシを栽培。大手門市での共同販売実習では200袋が午前中で完売しました。新商品開発も順調で、研究チームが島原伝統の昭和福ハゼの植栽活動とその認知度を高めるため、ハゼを原料とした石けんや皮用ワックスの開発・商品化に取り組んでいきます。

▽島原特別支援学校高等部
Mijoかふぇで使用する食器などは、どのような色や形にすると良いか、カフェの様子をイメージしながら、窯業班で一つ一つ丁寧に作りました。
木工班では、生徒や職員のアイディアを元にベンチ、傘立て、野菜箱、ペン立て、スパイスラックなどを温かみのある製品に仕上げています。
ジオパークの探究と魅力発信では、火山の恩恵である温泉や特産品などについて調べ、文化祭で発表しました。