くらし みんなで取り組もうSDGs

■SDGs達成期限まであと5年前。万博をきっかけに加速化を
今年は万博イヤー。4月13日から、いよいよ2025年日本国際博覧会(「大阪・関西万博」)が始まります。万博とは何か。日本国際博覧会条約には「将来の展望を示す」ことで「公衆の教育」を目的とすると記されています。つまり、万博は、地球規模の課題解決のために、世界中の人・知識・技術・モノが集まり、それらを伝えることで、人類の展望を見出そうとする場なのです。
地球温暖化による気候変動、プラスチック廃棄物の増加、絶えることのない紛争と貧困、食糧不足など、現代社会は数々の解決困難な課題に直面しています。
このような背景から2015年に生まれたのがSDGsです。「2030年までに、みんなが一緒になって自分たちの未来のために17の目標を達成しよう!」と世界中の人々に参加と行動が呼びかけられています。世界の環境、社会、経済がつながり合い、世界的な危機はエネルギーや物価高騰、自然災害など対馬の暮らしに影響を及ぼしていることから、対馬市は「SDGs未来都市」としてSDGsの推進に力を入れています。
SDGsの目標達成の期限まであと5年。ウクライナ紛争や政治的な不安定さなどもあって、目標達成は厳しい状況ですが、万博という「将来の展望」を示す場は、SDGsの取り組みを加速させる絶好の機会となります。
この万博では、海の社会課題解決を目指すパビリオン「ブルーオーシャン・ドーム」が設けられます。主催者であるNPO法人ZERI JAPANの催事共催パートナーとして、対馬市が6月16日から22日までの1週間「対馬ウィーク」として、海ごみや磯焼けなどの現状、課題解決に向けた取り組みを発信するイベントを行います。対馬だけでは解決が困難な地球規模の課題について、万博によって世界中から集まる人・知識・技術・モノと対馬がつながることで困難を乗り越え、誰もが夢と希望を持てる持続可能なしまの実現を目指します。
対馬ウィークの詳しい情報については、改めてお知らせします。みんなで万博を盛り上げていきましょう。

ブルーオーシャン・ドーム(C)ZERI JAPAN
公式サイト:
【URL】https://zeri.jp/expo2025/をご覧ください

問い合わせ:SDGs推進課
【電話】0920-53-6111